サンデースポーツ (スポーツニュース)
パリオリンピックの陸上やり投げ女子で金メダルを獲得した北口榛花選手。先週の凱旋パレードに集まった4万8000人が見たかったのは彼女の笑顔。ことし発表された親しみやすいアスリートランキングでは大谷翔平選手を上回って堂々の1位となり、まさに国民的笑顔のヒロインとなった。スタジオの北口選手は自らの笑顔について「本当に笑っててよかったなって思う。自然体の笑顔のほうがやっぱり多い。本当に自分の気持ちを素直に表現したいなというのがある」などコメント。北口選手と同じくスマイリングシンデレラで流行語大賞にノミネートされたプロゴルファーの渋野日向子選手は去年YouTubeのチャンネルで共演していた。その動画では「今でこそ笑っているけど、水泳とバドミントンをやっていた頃は当時関わった人からすると泣いてる印象のほうが強いというふうに言われる」などコメント。北口選手はスタジオで「やり投げを始めてからお仕事に、母に、笑顔は幸せを呼び込んでくれるから笑顔を心がけなさいというふうに言われて少しでも楽しんでいる姿を皆さんにお見せしたいなというふうに思ってる」などコメントした。
オリンピックで金メダルを取った直後のインタビューで北口選手は「夢の中では70メートル投げていたのでちょっと悔しい」と発言した。このことばに注目したのが、アスリートにメディア対応の指導をしている法政大学の片上千恵准教授。心に残ることばを自然に話せる北口選手選手の素顔を片上は「70という具体的な数字を出してやり投げの魅力も自然に話せている」と彼女の考えを分析してコメントした。北口選手は分析結果に驚きつつ「自然体は常に心がけているので、あんまりインタビューでも考えてることというよりは自分がそのときに出てきたことばを、素直に話している」とコメント。そのほかにも北口選手の素直に出てくることばの数々を紹介。パリ五輪を振り返ったときの心残りがあるとすれば、名言が残せなかった。そして、きょうだけは世界で一番幸せという世界選手権で優勝した時のことばもあった。このように自分でもことばに出すこと言霊、ことばの力について北口選手は「有言実行することってすごく難しいことだと思うので、自分はあんまり大幅には言いたくないなって思うだが、でも、目の前にある少しずつ目標をそれを口にすることで、それを応援してくださる方々が増えるので、その応援がすごく力になっている。」などコメントした。
15年前に2年間小学生時代の北口選手にバドミントンを教えていた河合修さんは。北口選手からことあるごとにピンバッジをプレゼントされている。河合は持ち歩いていた15年前の記憶を北口選手が思い出してプレゼントしてくれたのではないかと話していた。北口選手は「小学生のときにピンバッジをたくさん付けていたので、てっきり私はピンバッジが好きなんだと思ってて、集めてると思っててその記憶で送っていたですけど今、あんまり好きじゃなかったんだって、ちょっとびっくりしている。」などコメント。一方「子どものときにやってたスポーツが間違いなく今の私の支えにはなっているので、すごく感謝してる」など話した。さらに「また頑張らなきゃいけないなというふうに思うし、夢で見た70メートルもいつか正夢にしたい。意気込みを語った。また、原動力については「いつでも前向きに取り組めるのは応援してくださる皆さんのおかげ」などコメント。今後について「やり投げって言ったらすぐ日本人の北口榛花が思い浮かぶようなそんな選手になりたいなというふうに思ってて。それは国内外問わずその野望というか夢をかなえていきたい。まずはアジア記録だったり自己記録を少しでも更新できるように来シーズン頑張りたい」など語った。