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北京では鬼滅の刃のグッズショップに行列ができていた。台湾有事で米軍が中国から攻撃される例をあげ「存立危機事態」になりうるとの高市首相の答弁を受け、溝が深まっている日中関係。こうした中トランプ大統領は習近平国家主席と電話会談を行い、SNSで「中国との関係は非常に強固だ」と発信。中国側の発表によると、台湾問題などについて意見交換したそうで、習近平国家主席は「台湾の中国復帰は戦後国際秩序の重要な構成要素だ」と主張し、トランプ大統領は「アメリカは台湾問題が中国にとって重要であることを理解している」などと主張したという。習近平国家主席には、日中問題にアメリカが介入しないよう牽制するとともに日本に圧力をかける思惑があるとみられる。そしてけさトランプ大統領から高市首相に電話があり、友好的な姿勢が示された。高市首相は「日米間の緊密な連携を確認できた」などとコメントしたが、台湾有事について話があったかは明言避けた。
日米電話会談について外務省関係者からは「日米の連携をアピールできたのはよかった」「トランプ大統領がどこまで日本の味方をしてくれるかは不透明」などとコメントが。専門家はトランプ大統領の「言われたことを信じてしまう癖」を指摘。アメリカメディアには中国側の主張を支持するものもあり、トランプ大統領もそれを信じている可能性があるという。NNN・読売新聞世論調査では、高市内閣の中国に対する姿勢を評価するか?という設問で、評価すると答えた人は56%だった。専門家は「日本側の意図などを粘り強く伝えていくべき」などと話した。
