Mr.サンデー (ニュース)
今日、番組が取材したのは横殴りの雪が吹き荒れた青森空港。山あいにあり日本一雪が降る空港といわれる中日々20便以上が離着陸している。それを可能にしているのが大雪の中に浮かび上がる光。隊列を組んだ除雪隊はその名もホワイトインパルス。あの航空自衛隊「ブルーインパルス」にちなんで命名されたこの部隊。過去、除雪作業の遅れによる欠航は一度もない。夜明け前から動き出すその勇姿をデッキで見守る人たちも。隊員を取材すると実は120人いるという隊員のほとんどが農業や漁業などを営む“二刀流”。本業が休みとなる冬季のみホワイトインパルスとして除雪を行っている。その熟練の技を見てみると、滑走路の幅は約60m。まずはその半分に11台の除雪車両がズラリと連なり走行。よく見てみると斜め後ろを走る除雪車が少しずつ重なっている。真横に並ぶとどうしても車両と車両の間に雪が残ってしまうがこの隊列にすることで隙間なく除雪することができる。端まで来たら今度はUターン。ちなみに滑走路の中央部分を走る先頭の2台だけは縦に連なっているが、この2台目はブラシ付きの車両。中央部分は飛行機の車輪が通るため路面の雪や氷をブラシでかき出す。速さと正確さを備えるこの方法で東京ドーム約12個分の面積をわずか40分以内に除雪。これを多い日は1日で8回行う。明日以降、日本海側など広い範囲で予想されているのが、10年に1度の大雪の恐れ。