マツコの知らない世界 マツコの知らないVFXの世界
世界初のVFX作品であるジョルジュ・メリエスの「月世界旅行」を紹介。大砲の弾に乗って月に突っ込もうとする様子が描かれるが、フィルムを1コマごとに手作業で着色するというこだわりが見られる。
1968年にはスタンリー・キューブリックによる「2001年宇宙の旅」が公開された。アカデミー賞視覚効果部門を受賞したこちらは月で発見された謎の物体を解明するため、宇宙船が木星へ向かう物語となっている。山崎監督が特に惹かれたのは宇宙船・ディスカバリー号のデザインだといいい、ミッドセンチュリーのセンスが凝縮されているとデザイン性を称えている。
1977年にはジョージ・ルーカス監督による「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」が公開された。記憶に残る音楽とキャラクターで知られる作品だが、ヤマザキ監督が注目したのはモーションコントロールカメラで撮影された宇宙船の制御だといい、このカメラはパソコンでカメラの軌道をプログラミングすることで人の力でできない動きや速度で撮影を行うことができ、合成を必要とするVFXに革命をもたらした。