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夜空に打ち上げられる色とりどりの花火。週末、新潟県で行われたのは日本三大花火大会の1つ「長岡まつり大花火大会」。長岡の花火大会では会場内の席はすべて有料で、チケット確認が行われていた。この花火大会、会場内ではすべての席が有料となっている。値段は2,000円~高いもので4万8,000円、合計34万人分の席が完売したという。有料にした理由は運営費用の増加。物価や人件費の高騰でコストが上昇する中、警備スタッフを数百人規模で増員、路上駐車対策も例年より広範囲で行っているという。百人規模で増員、路上駐車対策も例年より広範囲で行い、こうした交通対策にかかる費用が去年と比較して9,000万円以上増加する見込みだという。民間企業が花火大会の自治体・事業者に行った調査によると、9割が運営の課題を感じており、その中で最も多かったのが「資金不足」。広島県尾道市で行われた「おのみち住吉花火まつり」でも資金不足から2年前から観覧席を有料化。一番安い席が1人3,500円のパイプ椅子の席。1マス1万2,000円の席は200席用意。収入は警備費などの人件費に充てられるという。資金不足対策を行う花火大会は他にも。クラウドファンディングを行っていたのは大分県の「つくみ港まつり」。花火の原価高騰により開催費用が去年より100万円増加。それを補填するためにクラウドファンディングを実施、9月末まで行っている。