NHKニュース7 (ニュース)
自民党では両院議員懇談会が開かれ高市総裁が国会での総理大臣指名選挙に向けて協力を呼びかけた。高市氏が選出されるめどが立たない場合、石破首相が続投して政権を維持し、総理大臣と総裁を分ける「総・総分離」を求める意見も出たという。自民の鈴木幹事長は国民の榛葉幹事長と会談。両党はエネルギーや安全保障憲法などの基本政策で一致していると指摘し、今後連立を組むことも念頭に連携を呼びかけた。梶山国対委員長は維新の遠藤国対委員長と会談し、今後の国会運営への協力を求めた。
一方、国民民主党の玉木代表を視野に野党候補の一本化を目指す立憲民主党。玉木代表は「政権をともにするのであれば基本政策の一致が不可欠」と釘をさした。立憲民主党は日本維新の会と個別に会談、両党の幹事長と国対委員長が首相指名選挙の対応などを巡り意見交換したとみられる。立憲・維新・国民はあすにも党首会談を開いて引き続き議論することになった。
公明党は幹部らが出席する臨時の中央幹事会を開催し、首相指名選挙に向けて結束して対応していく方針を確認した。
秋の臨時国会の日程を巡って、自民党は立憲民主党に対し「政府が来週21日に招集方針」と伝えた。各党の駆け引きが活発になっている。