めざましテレビ NEWS
ミニマルビーントゥーバーチョコレートによると、カカオの仕入れ価格が1tあたり去年10月には約50万円だったのが、今月は約120万円に。カカオ豆の1tあたりの取引価格は今年4月に1万2千ドルを突破した後、今月も1年前の約2.5倍と高値状態となっている。ミニマルビーントゥーバーチョコレートでは10月1日から値上げを実施予定。クリスマス用のケーキも値上げを検討中。帝国データバンクによると、チョコレート菓子は来月約100品目が値上げされ、今年2回目の値上げとなる商品もある。シャトレーゼは10月1日からチョコレート関連の商品28品目を値上げ。不二家、銀座コージーコーナーは値上げの予定はない。チョコレートジャーナリスト・市川歩美さんは「チョコレートケーキは価格がやや高くなりやすい」と指摘。業務用チョコレートの生産量世界3位「不二製油グループ」は価格動向次第で今年7月に続きさらなる値上げを検討するとしていて、比較的安価な植物性油脂を使ったチョコレートなどを提供することで需要を喚起したいとしている。日本養鶏協会は、今年後半の卵の価格は過去最高だった去年に次ぐ高い水準と公表。年末に向けては需要が増える傾向にあるほか、鳥インフルエンザの大規模な発生次第ではさらに上がる可能性も。チョコレートと卵の高騰がクリスマスに影響を及ぼしそうだ。