~加速する“南西シフト”~ 重なる沖縄戦の記憶と今

2024年8月24日放送 17:39 - 17:43 TBS
報道特集 現場から、

本土復帰とともに沖縄に発足した自衛隊。県民の自衛隊への反発が強かった当時、隊員の大学通学阻止や成人式への参加拒否など、県民の反自衛隊感情の高まりはあらゆる面に広がっていた。こうした県民感情の背景にあるのが沖縄戦の記憶。凄惨な地上戦の経験から戦争につながる全てのものを拒否し、平和を望んだ沖縄。日本兵によるごうの追い出しや、地元住民をスパイ視した虐殺などを経験した県民は、自衛隊に旧日本軍の姿を重ね合わせていた。発足してから半世紀あまり。その間、沖縄の自衛隊は、不発弾処理や離島における救急搬送などの任務を通じ、少しずつ県民の信頼を得てきた。しかし今、政府が推し進める防衛力強化のための南西シフトによって進むなし崩し的な自衛隊基地増強。沖縄戦を体験した男性は警鐘を鳴らす。「軍隊は住民を守らない」とのい言葉は沖縄戦の教訓として心に刻まれてきた。
沖縄の自衛隊がホームページに載せている旧日本軍・牛島司令官の辞世の句。こうした姿にもまた、県民感情は揺さぶられている。戦後79年、沖縄「異例の日」。沖縄県・玉城知事は「自衛隊の急激な配備拡張が勧められ、遺産な沖縄戦の記憶と相まって、沖縄県民は強い不安を抱いている」と述べた。沖縄線の記憶が重なる今、自衛隊の沖縄への向き合い方が問われている。


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