THE TIME, ニュース関心度ランキング
能登地方を襲った豪雨で未だ7人の安否が不明。孤立している集落もある。生存率が著しく低下する72時間は超えたが、現在も600人態勢で捜索を続けて居る。行方不明になっている中学3年の女子生徒。自宅から約1km離れた海岸で、娘の手がかりを探す父親の姿があった。手には娘が最近まで使っていた枕。輪島塗の職人である女子生徒の祖父は、店を手伝ってくれた孫への強い思いを語った。女子生徒の同級生も捜索を見守っていた。一方、大規模な土砂崩れが発生した珠洲市では女性が発見されたが、その場で死亡が確認された。この地区では高齢女性が安否不明となっていて、警察が身元の確認を進めている。石川県ではこれまでに8人が死亡、7人が安否不明となっている。
輪島市内では生活物資が不足している地域があるとのこと。市の東側に位置する町野町は、国道249号線が途中で寸断され、集落にトラックが入れないという現状。町野町で人とモノを繋ぐ場所があるのは、人々が通い慣れた「もとやスーパー」。ボランティアが運んで来た“支援物資”を市民に譲っている。もとやスーパーは元日の地震の翌日から1日も休まず営業を続けていた。しかも商売をするつもりはなく、自然と皆が集まる場所だからこそ、ボランティアが物資を運び、そこから広く行きわたる“拠点”となった。