THE TIME, THE TIME,マーケティング部
外国人観光客が帰国後にまた食べたいと思う日本料理のランキングで1位のラーメン。牛丼チェーンとしてすでに1000店舗以上海外進出している吉野家は、日本のラーメンチェーン「ばり馬」を子会社化し、今月2日、スコットランドにヨーロッパ第1号店をオープンさせた。本格的な豚骨ラーメンで、日本で作ったスープを輸送するため、1杯約1500円。イギリスにあるラーメンチェーンよりかなり安いという。10年後には、300店舗を目指すという。ラーメン店を開きたい日本人向けに作られたラーメン道場では、2年前から外国人の応募が急増。これまでに250人が卒業し、海外で開業している。卒業生で、プエルトリコで開業したカリオンさんは、月に1400万円を超える売上をあげている。ミシュランをとった生徒もいて、世界中から応募が殺到している。講師は、名店を立ち上げ、後進に譲った元店主たち。学ぶ期間は1週間。授業料は、50万円。この日の生徒は、韓国でラーメン店を経営するジョンさんと、店の常連客のソさん。ジョンさんは、店を大きくするために日本の味を学ぼうと入門した。ソさんは、日本のIT企業に就職し、自宅に製麺機を購入するほどのラーメン好きで、将来は自分の店を持ちたいという。様々なスープやタレの作り方や麺の打ち方、具の調理法、経営のコツを習得する。この日最終日のタイ出身のベルさんは、オリジナルの一杯を作る試験に挑戦。スープを泡状にして絡みやすくした鶏白湯ラーメンを作った。ベルさんは合格し、卒業証書を受け取った。