イット! (ニュース)
価格高騰の波が押し寄せている卵。きのう都内のスーパーでは卵売場の棚は空っぽ。各地で品薄が続いている。アメリカでは一部メディアが、アメリカが世界中から卵狩りをしていると報じるなど、卵の争奪戦が起きる事態。物価の上昇が続くアメリカでも、卵の価格高騰が大きな問題となっている。番組は現地を取材した。カートに山盛りの卵を積む買い物客。その数は1500個を超えている。スーパーでの争奪戦を捉えた映像には「卵が10分足らずでなくなった」とコメント。今アメリカ各地では卵の売り切れが続出。物価高に加え、鳥インフルエンザの拡大が追い打ちをかけ、卵は品薄状態。卵泥棒まで発生する事態となっている。卵1ダースの全国平均価格は1年前に比べ倍となり、史上最高値を記録した。
卵の高騰は飲食店も直撃している。マンハッタンのレストラン「Mansion Diner」の1番人気「チーズ入りオムレツ」は日本円で2800円以上。店では卵の仕入れ値が去年と比べ倍以上になったという。関心が高まっているのが、家庭でのニワトリ飼育。ニワトリを飼育している女性は20年前から14羽のニワトリを飼っている。家では150個近い備蓄があるという。トランプ政権のブルック・ロリンズ農務長官もテレビ番組で「自分でニワトリを育てるのも1つの解決策」と推奨している。ところが、専門家からは否定的な声も。卵目当てでニワトリを飼うのは割に合わないと強調する。