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川崎フロンターレのホームである「等々力陸上競技場」には朝7時からサポーター有志40人が集まり、横断幕やフラッグなどの準備を行っていた。サブローは20年間ほぼ毎試合通っているという。試合開始6時間前集合がルールとなっている。サポーターグループ「川崎華族」は年間約50試合すべてに自費で駆けつけている。川崎フロンターレは1997年創立、ここ6年でJ1優勝4度の強豪。中村憲剛や三笘薫など、日本代表を数多く輩出している。サッカー事業部は試合当日のスケジュール管理、会場警備や医務室の運営を行っている。カイトはキャンプや海外遠征にも自費で参加、普段は会社員として働いている。旗などを使ってスタンドで作る人文字「コレオグラフィー」は8000枚の旗をサポーターが並べて作っている。スタジアムに隣接するフロンパークではひつじの毛刈りや牛の乳搾りが行われていた。プロモーション部は毎試合スタジアム内外でイベントを企画している。川崎フロンターレは1000社以上とスポンサー契約を結んでおり、年間売り上げ69億円の4割がスポンサー収入だという。試合前に森保監督が代表招集の参考にするため、気になる選手の状態を確認しに来た。今回のチケットは完売、観客は2万1171人。運営側はサポーターと連絡を取り、スタジアムの雰囲気を作り上げていた。
今回は川崎フロンターレvs湘南ベルマーレ。川崎フロンターレはケガ人が続出。開幕戦を落とし、ホームは未勝利だという。13時3分、試合がスタートした。前半は相手にボールを持たれる展開が続いた。前半は0-0で終了した。毎試合、迷子が発生するため、スタッフの連携が重要だという。後半7分、守備の要であるジェジエウ選手が負傷した。後半19分、川崎フロンターレは失点した。しかし、後半36分、同点に追いついた。試合は1-1で終了した。ホーム初勝利とはならなかったが、勝ち点1を獲得した。試合後、サポーターは選手たちに前向きな言葉だけをかけた。