- 出演者
- 勝村政信 冨田有紀
2023年声出し応援が解禁。コロナ禍を経てサッカーに応援の力がいかに大切かを痛感した。そんなスタジアムで今声でチームを盛り上げるクラブがある。モンテディオ山形の60歳以上のコミュニティ「O-60モンテディオやまびこ」のあいさつ運動。この運動のため行っているのが声磨き。講師はボイスクリエーションシュクル・佐藤直。
オープニング映像。
健康声磨き講座は様々なカテゴリーで実施されている。山形で立ち上がったのが60歳以上のアクティブシニアコミュニティ「O-60モンテディオやまびこ」。スポーツ庁のスポーツ界と他産業との技術知見を連携し新たな財やサービスを創出するSOIPという事業があり、高齢者の健康課題を解決するソリューションを募集していたモンテディオ山形にボイスクリエーションシュクルはシニアに向け声で課題を解決することを提案。
山形県は全国の高齢化率で5位で高齢化問題は待ったなしの課題。その打開策として白羽の矢が立ったのが声磨き。クラブにとっては新たなサポーター獲得にも繋がり地域・クラブ・住民がWin-Winの関係になる。レッスンでは正しい呼吸・表情筋ストレッチ・通りの良い声を作る発声の独自のメゾットでシニアの声を磨く。
声磨きの主な効果は口内環境の向上・嚥下機能がアップ・脳が活性化など。また自己肯定感・やる気もアップする。社会参加のきっかけにスポーツ観戦に行くところに繋げているという。声の力は選手にとっても大きい。声磨きをスタジオで実践。
スタジオで声磨きを実践。「呼吸法」は鼻から息を吸い込み真っ直ぐに一定に吐き切る。腹から口まで煙突のような空気の通り道をイメージする。「表情筋ストレッチ」は頬を膨らませへこませる1セット10回。唇の周り口輪筋が衰えているとへこみにくい。「舌の体操」はカメレオンのように舌を真っ直ぐ出して引っ込める1セット10回。
口が温まったところで早口言葉にチャレンジ。続いて口の開き方を意識したトレーニングを実践。あ:指が縦に3本入るくらい広げる。い:口角を真横に広げる。う:口輪筋を前に突き出す。え:頬の下を斜め上に広げる。お:頬が付くくらいすぼめる。
モンテディオ山形には声出しトレーニングを行うシニアが成果を発揮する場所がある。それがホーム・NDソフトスタジアム山形。試合前は仲間のサポーターへあいさつ運動を行う。シーズン後半、快進撃を見せたモンテディオ山形。J1昇格へ向け負けられない戦いが続いていた。試合はスタンドの声援を力に変えたモンテディオが見事7連勝を飾った。残念ながらJ1昇格は叶わなかったが、声をきっかけにスタジアムに集いサポーターとなり新たなコミュニティが生まれる。
ボイスクリエーションシュクル・佐藤直は「山形モデルを色んな地域に自治体と連携しながら広げていく、スポーツ×声で日本中を元気にしていくというのが我々のミッションだなと感じている」などと話した。
FOOT × BRAINの次回予告。
「FUJIFILM SUPER CUP 2025」が2月8日開催。
二軒目どうする?〜ツマミのハナシ〜の番組宣伝。