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今年で11回目を迎える「パンのフェス2024春 in 横浜赤レンガ」。全国から71店舗が集結し、今月1日からの3日間で15万人以上が来場した。長野県産ふじりんごを丸ごと使用したりんごパンや、ラム酒に漬け込んだレーズンを練り込んだ究極のぶどう食パンなどがある。イベントの目玉は全国No.1のパンを決めるパンのフェスアワード2023。対象は去年発売した新作パンの中から一般投票でグランプリを決める。去年のグランプリは究極の塩バターメロンパンで、売上げが約10倍に増加した。パン業界の現状について専門家は「街のパン屋は20年ぐらい前から減り続けている。」などと指摘。特に個人経営の店は原材料の高騰などにより廃業が増えている。今回は全国から36種類がエントリー。東京・文京区の本郷ベーカリーは本格カレーの王様のカレーパンを、高知の菱田ベーカリーは、新しい看板商品の割烹仕込みの熟成すき焼きパンを出店。長年出場している菱田ベーカリーは、初めてブロンズ賞を受賞した。グランプリには栃木県のパン香房ベル・フルールの海を跨いだオレンジ物語~ブラバン~だった。