20年ぶり 新紙幣発行 「キャッシュレス決済」拡大 お金の未来は

2024年7月3日放送 21:24 - 21:32 NHK総合
ニュースウオッチ9 (ニュース)

今日20年ぶりとなる新紙幣が発行された。日銀本店で記念の式典が行われた後、金融機関へ引き渡された。早速新紙幣を手にした人もいた。一方、今回の新紙幣は電子マネーなどのキャッシュレス決済が広がる中での発行となった。今後、お金の未来はどうなるのか。全国各地で新紙幣を待ちわびる人の長蛇の列ができていた。今日一日で合わせて1兆6000億円分の新紙幣が引き渡されたという。長野県坂城町の小中学校では、新紙幣の発行を祝った給食が提供された。大阪のデパートではお札変わりまっセールを開催。70種類以上の食品が1000円、5000円、1万円均一で販売された。渋沢栄一の出身地である深谷市では、多くの人が集まり祝賀イベントが開かれた。東京タワーのライトアップも渋沢栄一ゆかりの藍色になった。渋沢栄一はかつて実家の手伝いで藍染めの染料である藍の買付を行っていたことなどにちなんだという。一方、新紙幣が手に入らないとの声もある。今日は多くの金融機関が新紙幣の取り扱いを一部店舗に限定するとしている。明日以降順次全ての店舗で新紙幣の取り扱いを始め、ATMへの充填も進めるという。 
新紙幣が発行された一方、キャッシュレス決済を利用する人も多くなっている。岐阜県に本社があるスーパーマーケットの本社では、全店舗のセルフレジを新紙幣対応にした。同時にキャッシュレス決済の利用が多い店舗ではキャッシュレス専用のセルフレジを増やしたという。個人消費のうち、キャッシュレス決済の割合は毎年伸び続けていて、去年は39.3%と10年前に比べ約2.5倍。キャッシュレス決済が進む中での新紙幣発行について、専門家はキャッシュレス化の流れは変わらないと思うとし、紙の最終段階になってきているのではないかと話した。新紙幣発行に便乗した詐欺事件もある。都内でこれまでに4件確認され、計1500万円をだまし取られたとのこと。従来の紙幣が今後使えなくなるということはないとして注意を呼びかけた。 


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