モーサテ 深読みリサーチ
安井さんは「国内ITサービス市場は高成長期」というポイントについて、「背景には国内のITシステムはややちょっと古くなってきていて、クラウドやAIを絡めた新しいシステムに更新していく技術を導入している。ソフトウェアの革新のペースが上がってきている。」などと解説した。また「構造改革の方向性は正しいか」というポイントについて、「たくさんの総合電機企業が構造改革や体質変化に取り組んでいる。利益の成長の見方が分かれる。」などと解説した。安井さんは日立製作所と三菱電機に注目し、「日立のITサービスは全社の利益の4分の1を占めているので、事業拡大の恩恵を取り込みやすい体質をしている。三菱電機は国内のITサービスを取り込めるというよりも、構造改革に成功するかどうかという視点に注目している。」などと解説した。また2社のリスクについて、日立製作所は「大型プロジェクトが多い」、三菱電機は「主力事業は景気敏感」とした。