NHKニュース7 (ニュース)
文化庁が5年に1回行っている読書の習慣についての調査で、1か月に読む電子書籍を含む本の数を尋ねたところ、「1冊も読まない」と答えた人の割合は62.6%。ほぼ3人に2人が本を読まず、読書離れが進んでいることが分かった。ベストセラー「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」の著者・三宅香帆さんは、読書離れについて、読書で得られるような自分に関係ない情報をノイズとして感じてしまう社会になっていると指摘している。その上で「本を読むことは自分から離れた場所にあるものの創造力や知識を得る行為。色んな“ノイズ”を取り入れる余裕があっていいよねという価値観を広めていくことが大事」と話した。