3週連続で4,000円超 高止まり続くコメ価格

2025年9月26日放送 21:00 - 21:07 NHK総合
ニュースウオッチ9 (ニュース)

きょう発表された全国のスーパーのコメの平均価格は5キロ4246円と3週連続で4000円を超えた。東京・中野区のコメ販売店には全国から新米が入荷している。千葉県産ふさおとめの白米が1kg930円で販売されている。店主の伊藤武夫さんは「これから入荷するものに関してはこの金額でやるのは厳しい」と話していた。備蓄米は1か月ほど前に売り切れになり、現在、店頭に並ぶ新米の価格は去年と比べて200円以上上がっている。小泉農相は「引き続き価格の状況はよく見なければならない」と話していた。価格の高止まりの要因の1つとされる新米の価格に異変が起きている。地域ごとの差が小さくなっているという。横浜市のコメ販売店では新潟県魚沼産のこしいぶきと千葉県産のコシヒカリで1キロ当たりの価格がほぼ同じとなっていた。なぜこんなことが起きているのか。背景にあるのが、例年にない業者間の集荷競争の激化だという。JAが生産者からコメを集める際、仮払いする概算金。ことしは、各地のJAが相次いで引き上げた。これに合わせ、コメを仕入れたいほかの業者も概算金の上昇に合わせて、買い取り価格を引き上げている。この結果、各地で買い取り価格が上昇し、産地や銘柄による価格差が小さくなっているという。
上昇するコメの仕入れ価格に、コメの販売を行う業者は頭を悩ませている。宮城県石巻市に本社がある業者ではおよそ100軒の農家からコメを集荷し、自社の店舗などで新米の販売を行っている。JA全農みやぎが、主力品種のひとめぼれの概算金の基準を4割余り引き上げる中、この業者は新米の販売価格を4~50%ほど引き上げることを決めた。仕入れ価格の上昇分を価格転嫁すれば、売れ行きに影響するのではないかと考えたものの、苦渋の決断だったという。コメを扱う飲食店にとっても、続く高値は悩みのたねだ。都内にある店は、少しでもコストを抑えようと。使用するコメを去年、アメリカ産のカルローズに切り替えた。食材の仕入れ値が上昇していることもあって、当面、輸入米の使用を続けるとしている。コメの高値はいつまで続くのか。宮城大学の大泉一貫教授は5kg4000円台が向こう1年続く可能性があると指摘し、ここまで高くなると、コメ離れが本格的に進む可能性が出てくるとも指摘していた。消費者にとっても生産者にとっても適正な価格はいくらなのか、考え続ける必要がある。


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