50gの物語をあなたに〜仙台・和菓子職人〜

2024年6月30日放送 8:26 - 8:49 NHK総合
Dearにっぽん (Dearにっぽん)

早朝の仙台市の街を自転車で走る和菓子職人の幾世橋陽子さん。彼女の頭の中は和菓子で占められており、常に創作のヒントを探しているという。和菓子文化が古くから根づいていた仙台、その中心地に幾世橋さんの店はある。人気メニューは毎月テーマを変える創作和菓子だという。幾世橋さんは日常の気付きの中から和菓子を作っていく。そんな幾世橋さん、毎週、両親のいる高齢者施設を訪ねる。母の廣子さんは幾世橋さんの幼少期に関して、すごく静かで空を見たり雲を見たりしている子どもだったと振り返る。少々内気で感情表現も苦手だったという幾世橋さんが和菓子職人になるのを後押ししてくれたのが母だったという。内気だった自分が和菓子を作ることでたくましくなったと幾世橋は語った。そんな幾世橋さんだが、両親に施設に入ってもらったことを正しかったのか自問することも多いという。
「幸せとは何か?」そう考えた幾世橋さん。和菓子を作ることにした。発想は宮沢賢治の銀河鉄道の夜から。銀河鉄道の夜の中の「本当の幸いがわからない」といったフレーズが心に残ったという。幸福切符という和菓子を作った幾世橋さんは「両親も安心した状況で暮らせることに感謝して」と心境を語った。多忙な毎日をおくるというある常連客は幾世橋さんの和菓子を食べ「自分も幸福切符を持っているんだ」と感想を語った。5月下旬、6月に出すお菓子のアイデアを考える幾世橋さんは田園地帯を訪れ、農家の方に話を聞く。借金をしてでも新たな農機を買ったという男性から幾世橋さんは覚悟を感じたという。「植える」というテーマからお菓子を作り始める。出来上がった和菓子「芒種」。あの日見た青空や朝露も表現した。幾世橋さんには100年後も残る和菓子を作りたい、誰も見たことがない和菓子を作りたいと夢を語ってくれた。


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