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能登半島地震でも浮き彫りになった老朽化した水道管に対し、AIや人工衛星などの新たな技術を耐震化工事に活用しようとの動きが始まっている。クボタは腐食の進み具合、漏水が発生する確率をAIで予測する技術を導入、使用年数や土壌の性質などのデータから予測して地面を掘る調査を行わず、効率的な工事につなげる。岸正蔵部長は「どの管から敷設替えしていけばいいか答えが出せる技術を開発中。水道事業に貢献したい」と話す。JAXAが出資しているベンチャー企業「天地人」は、人工衛星が観測したデータを水道管の漏水リスクの診断に活用。地表の温度、隆起などのデータと水道管の使用年数などをAIで解析する技術でこれまでに20余りの自治体が導入している。