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EUは、エネルギー分野でのロシアへの依存を解消するためとして、2027年末までにロシア産ガスの輸入を禁止するなどとする計画を発表した。EUはロシアのウクライナ侵攻後もロシアからガスの輸入を続けている。需要のおよそ2割を占めている。ただ輸入禁止に伴うガスの不足分をどう補うのか、答えはでていないとドイツZDFは伝えている。プーチン大統領のウクライナ侵攻にも関わらず、EUは今もロシア産ガスを輸入している。しかし再来年末までに輸入を完全に停止させるという。ヨーロッパのガス需要の19パーセントがロシア産だ。おととし輸入量が多かったのはスペイン、ハンガリー、フランス、ベルギー、イタリア。ヨーロッパ委員会のエネルギー担当が示した事実は驚くべきものだった。2022年2月以降EUはウクライナへの支援額以上をロシア産ガスの購入に支払ってきた。こうした状態は終わることになる。ロシア政府の戦争の間接的費用を満たすことは二度としないと担当は言う。2022年以降、ロシアからのガス輸入量は大きく減少したが、禁止はこれまでなかった。今後、二段階で禁止されることになる。ハンガリーのオルバン首相のボイコットは不可能になる。特別多数による禁止を想定している。全会一致が必要なものとは異なる。緑の党は警告している。プーチンのガスへの依存からトランプのガスへという過ちを繰り返してはならない。必要なのは再生可能エネルギーの供給網への投資で、自らエネルギーを作ることだと緑の党の委員が言う。