モーサテ (ニュース)
NATO(北大西洋条約機構)の首脳会議がオランダ・ハーグで始まった。今回の会議では、加盟各国への防衛支出を大幅に増額できるかが焦点。アメリカのトランプ大統領は、加盟各国の負担が少ないと就任前から不満を漏らしていた。今回の首脳会議では、防衛支出をGDP比で3.5%、軍事関連のインフラ整備に1.5%の合計5%とする目標案に合意できるかが焦点。ヨーロッパではロシアによるウクライナ侵攻の長期化、緊張が続く中東情勢もあって、すでに防衛費増額に向けた機運が高まっていた。ドローンを開発するポルトガルの企業がユニコーンに、ドイツの防衛大手ラインメタルの株価は年初来で3倍に高騰しユーロストック50の構成銘柄入るなど、防衛関連に資金が流入していた。防衛費増額に関して一部の国が例外を求めているものの合意する見通し。