大下容子ワイド!スクランブル (ニュース)
NATO首脳会議は24~25日にオランダ・ハーグで開催され、日本はパートナー国として招待されていた。石破総理は当初、出席を予定していたが、23日に諸般の事情による訪問を取りやめた。出発前日夕方の中止は極めて異例。テレビ朝日・千々岩森生政治部官邸キャップによると、参加を見送った理由は同じく招待国である韓国やオーストラリアの首脳の不参加。重要と考えていたIP4(日本・韓国・オーストラリア・ニュージーランド)とアメリカとの首脳会合が実現出来なくなり参加を見送った。石破総理の不参加について、官邸関係者は「参加すれば日本も防衛費5%を要求される懸念があった」と理解を示す声がある一方、「NATOとの連携は重要。参加しないのは信じられない」という不満の声もあった。慶応大学教授・中室牧子は「外交の場面でもっとプロアクティブに自分たちから主体性のある態度を取ることもこの場面では必要だったのではないか」、ジャーナリスト・柳澤秀夫は「NATOはアメリカがヨーロッパから離れていくのを食い止めたい一心だと思う。一連のイランとイスラエルとの武力衝突についてはNATOはアメリカを支持する立場になっていた。イスラエルのイランに対する攻撃の時に日本政府は声明で遺憾であると同時にイスラエルの攻撃を強く非難すると踏み込んでいる。さらにアメリカがイランに攻撃した時も支持するかという記者の質問に対し、政府は態度を保留している。そういう状況の中でNATO首脳会議に行ったら、日本は物を言えないと思うので行ってもしょうがないという判断はあったと思う」などとコメントした。