列島ニュース (熊本局 昼のニュース)
JAXAが災害時の建物被害推定へ。能登半島地震では道路が寸断され被害の全容把握に時間がかかり、初動対応の難しさが浮き彫りになった。こうした中JAXAが、災害直後に建物の被害を推定できる新たなプログラムを開発することが分かった。熊本県の協力のもと、2016年の熊本地震で被害を受けた住宅約20万件のデータをプログラムに学習させ、災害前後に衛星で撮影した地表面の画像の違いから被害を推定するということ。全国どの地域でも1棟単位で被害を推定でき、災害後衛星で撮影してから数時間以内に自治体に結果を共有できる見込み。優先的に救助に向かう地域を判断し、迅速な初動対応につなげることが期待されている。