- 出演者
- 利根川真也
オープニング映像。
自民党の森山幹事長と公明党の西田幹事長らはきょう午後、中国・北京の釣魚台迎賓館で王毅外相と会談した。この中で王毅外相は「両国は一衣帯水の近隣どうしであり、各分野で協力を強めていくべきだ。両国の与党は重い責任を共有して担っている」と述べた。これに対し西田氏は政党間交流の日中与党交流協議会を次回はことし秋に日本で開催することを明らかにしたうえで、「関係改善の勢いを加速していくことが、私たちに課せられた大きな責任と使命だ」と述べた。このあと両党の幹事長らは、中国共産党最高指導部で序列4位の王滬寧政治局常務委員とも会談した。与党の幹事長がそろって中国を訪問した背景には、自民党の二階元幹事長ら、中国とのパイプを持つベテラン議員が引退したことを受けて、新たな人脈を構築したいというねらいもある。森山幹事長は政府間だけでなく政党間や議員間など、重層的に対話を重ねることが重要だと意義を強調している。一方で、米国のトランプ政権発足を前に、中国側が日本に接近しているという見方もあり、両国間の懸案解決を後押しする確固たる関係を築いていけるかが課題となる。
経団連の十倉会長は、きょう開かれた会長と副会長による会議で、後任に生命保険大手「日本生命」の筒井義信会長を起用する人事を報告し、了承されたと明らかにした。経団連の次期会長に内定した筒井氏は兵庫県出身の70歳。2011年に日本生命の社長に就任し、2018年から会長を務めているほか、おととしからは、経団連の副会長も務めている。これまで経団連の会長はほとんどが製造業の出身者で、金融業界から起用されるのは筒井氏が初めて。また、十倉会長は筒井氏を選んだ理由について「成長と分配の好循環、公正公平で持続可能な社会の実現に向けて活動を展開していく中で最もふさわしい方だ」と述べた。筒井氏はことし5月に開かれる経団連の総会を経て、正式に会長に就任する予定。
働く人に景気の実感を聞く12月の景気ウォッチャー調査は、年末商戦で小売り業の業績が堅調だったことなどから、2か月連続で前の月より改善した。景気の現状を示す指数は49.9となり、11月から0.5ポイント上がった。景気の現状について内閣府は「緩やかな回復基調が続いている」という判断を維持した。
- キーワード
- 内閣府景気ウォッチャー調査
損害保険大手の東京海上ホールディングスは、小池昌洋常務を社長に昇格させる人事を発表した。小池氏は53歳で、大手金融機関の経営トップとしては最年少。会社としてはトップの年齢がこれまでより10歳余り下がって若返りを図る形となる。小宮暁社長は会長に就任する。
- キーワード
- 小宮暁小池昌洋東京海上ホールディングス
米国のバイデン大統領は今月20日の退任を前に、みずからの政権の外交を振り返り演説した。日米韓3か国の連携の枠組みを立ち上げたことなどを例に挙げて、成果を強調。そして、トランプ次期大統領が掲げる米国第一主義を念頭に、各国との協調を重視するべきだと呼びかけた。
能登半島地震で被害を受けた石川県輪島市で、子どもたちが神様にふんして地域の家々を回る新年の厄よけの神事「面様年頭」が2年ぶりに行われた。「面様年頭」は輪島市の2つの地区に古くから伝わる神事で、ユネスコの無形文化遺産に登録されている。
株と為替の値動きを伝えた。