イット! しってる?
きょうは地震について。災害用のトイレを備えている人はたった2割。トイレを我慢すると災害関連死につながる恐れもある。災害用トイレを「備蓄していない」と答えたのは77.8%。一方でトイレの備えこそが一番大切という指摘もある。発災から今週で30年となる阪神淡路大震災。この時、“トイレパニック”が発生。トイレを我慢するために飲まない・食べないという人もいた。兵庫県内の9割以上が断水し、長期的にトイレが使用できない状態に。避難所などのトイレは不衛生となり、当時は“トイレパニック”と言われた。トイレを我慢することで水分が不足し、脱水やエコノミークラス症候群を引き起こすほか、不衛生なトイレによって食中毒や胃腸炎に感染するリスクがあるという。さらに1年前に起きた能登半島地震の際にもトイレが問題になった。都内のホームセンターには専門コーナーが設けられ、約30商品が店頭に並んでいた。主に2つのタイプに分けられ、1つ目は自宅などのトイレに袋を被せてトイレを済ませた後、凝固剤を入れるタイプ。2つ目は外出時にも持ち歩ける携帯型のコンパクトタイプ。水よりも食べ物よりもトイレの方が重要だという。