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JR福知山線脱線事故について。JR西日本の社員の中にはいくら信頼をおいてもらったとしても、加害企業の社員という事実は変えられないと話す人もいるという。豊永博隆さんは「事故は、よく言われるのはたった1つの原因で起きることはないということ。1人1人のミスが積み重なるとこういう事故につながる。そういうことを経営者が社員に教育をしていくことが大事」などとコメントした。
兵庫・尼崎から中継。JR福知山線脱線事故から20年、JR西日本では事故のあとに入社した社員が7割を超え、記憶や教訓をどのように伝えていくのかが課題となっている。こうした中、JR西日本は新入社員を対象に研修を行っている。一方で社員全体に向けた研修も繰り返しているという。遺族らから講話を受けるなど、様々な取り組みを進めていて、社員1人1人に安全最優先の認識を持ってもらうための教育を続けている。さらに、風通しを良くするため社員らが安全について意見を交わす安全ミーティングを月命日の毎月25日やその前後に行われているということ。しかし、大事故に繋がりかねない事故も起きている。2017年には東海道山陽新幹線の台車に破断寸前の亀裂が見つかった。運輸安全委員会は新幹線では初めて重大インシデントに認定した。また、一昨年は大雪の影響でJR京都線などで列車が立ち往生した。その際乗客を線路内に下ろす判断に時間がかかり、約7000人が車内に閉じ込められた。このときは現場の社員の声が反映されず、事態が悪化したということを踏まえ、現場の判断を最優先するマネジメント の確立を掲げた。遺族の淺野弥三一さんはJR西日本に質問状を送って問いかけを続けているということ。