モーサテ (マーケット情報)
米国みずほ証券・兼松渉の解説。このところ半導体関連銘柄のアンダーパフォームが目立っているほか、先月オランダの半導体製造装置メーカーのASMLから失望的な業績が示され、今月に入ってからも米国の同業アプライド・マテリアルズから慎重な業績の見通しを示されたこともこの分野の株価重荷となっている。最近はトランプ次期政権下における関税や貿易戦争、また台湾情勢をめぐる不安が高まっていることも背景にある。先週、投資家が最も注目していたエヌビディアの決算、その株価の反応はネガティブだったが、決算の内容は決して悪いものではなく、AIに必要となるデータセンター、半導体、GPUの投資ストーリーは引き続き健在であることを裏付けている。トランプ政権下における中国との対中関税の問題は恐れられていたほどエスカレートしないといった期待や、この分野に広がる売られ過ぎ感などから、2025年に向けては半導体セクターのリバウンドも見込めると考えているなどと半導体セクターについて解説をした。