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火曜日に行われた ニューヨーク市長選挙でトランプ大統領が「共産主義者」と呼んで目の敵にしていた異色の候補が当選した。トランプ大統領は先月14日のアルゼンチン・ミレイ大統領との昼食会で民主党のゾーラン・マムダニ氏を批判した。マムダニ氏はアフリカのウガンダ生まれ、7歳でニューヨークに移住しインド系の両親を持つイスラム教徒。NY州議会議員の傍らラッパーとして活動した時期もある。マムダニ氏は家賃の値上げ凍結、公営バスや保育の無償化など社会主義的な政策を公約に掲げた。政策実現に必要な1兆5000億円あまりの財源は富裕層や大企業への増税でまかなうとした。今年2月時点での支持率は1%だったが、SNSを通して若者など有権者の心をつかんだ。9万人以上のボランティアが投票を呼びかけるなど“マムダニ旋風”が巻き起こった。トランプ氏はなりふり構わぬ選挙介入を行ったがマムダニ氏が当選した背景にはここ最近のニューヨークの異常な物価高があった。ニューヨークでは食費が3.1%、電気代が5.1%増加(アメリカ労働省)。家賃の中央値は1LDKクラスが1か月50万円超となり、5年で約2割増加している。NY市民の約4分の1が生活出需品の購入が困難な状態だという(コロンビア大学と反貧困団体ロビンフッドの報告書)。1年前の大統領選で物価高解消を明言し勝利したのがトランプ氏だった。
