THE TIME, THE TIME,マーケティング部
人間の限界に挑む日本最大級の巨大特番「SASUKE」の裏側を紹介。SASUKEの始まりは今から27年前。スポーツバラエティ番組「筋肉番付」の1コーナーとしてスタート。今では世界165の国と地域で放送され、海外では「Ninja Warrior」の名前で人気番組に。2028年のロサンゼルス五輪からは競技に採用。近代五種のひとつが「SASUKE」をベースとした障害物レースになる。第42回大会は過去最大規模で来週放送され、スタッフは約400人が集結。セットは毎回一から作り上げており、ファイナルステージのセットが最も費用がかかるという。またセットの至る所にカメラを設置し、選手たちの決定的瞬間を逃さぬようにしている。第40回大会からはマイクロドローンカメラが導入された。
夜になると、2ndステージからは世界観が一変。重要な要素を担うのが照明チーム。500台の照明は野外音楽フェスに匹敵する数。それを45人のスタッフが1日で設置。SASUKEの主役は完全制覇を目指す100人の出場者。100人に選ばれるのはいまや至難の業。毎年トライアウトも行われ、応募総数は1000人以上。今大会この中から出場権を手にしたのはわずか5名。年に1回しかないこの日のために挑戦者たちは自前のセットまで作って日々練習に励んでいる。番組側も簡単にクリアされるのを防ぐため、新エリアを投入してリニューアルを繰り返している。今大会は1stステージで「スクリュードライバー」が初登場。新エリア導入の狙いについて総合演出・乾雅人さんは、(1stステージの)第3エリアというところで、そこまで難しくないエリアにするのがセオリー、今回はちょっとチャレンジしてたくさん落ちていただくつもりで導入しました」とコメントした。またセットは1人のチャレンジが終わる度に拭き上げ、撮影クルーは常にダッシュでステージ間を往復する。さらに実況を担当する杉山アナは挑戦者の情報を書き込んだノートを持参している。