ニュースウオッチ9 パリで花咲け!
なでしこジャパンの宮澤ひなた選手。五輪を1か月後に控えて、宮澤選手は故郷の神奈川・南足柄市にいた。地元で開かれたサッカー教室で、集まった子どもたちに決意を語った。宮澤選手は去年のW杯で持ち味のスピードを生かして5得点。澤穂希さん以来、日本選手で2人目の得点王に輝き、五輪でも中心選手として活躍が期待される存在となった。しかし去年12月の強化試合で右足首を骨折。W杯で脚光を浴びてから3か月余りで、失意のどん底へ。最終予選はメンバー外。パリへの切符をつかんだ場面で歓喜の輪に入ることはできなかった。不安な日々を支えたのはSNSなどで届く応援メッセージ。4か月のリハビリを経て、4月に代表に復帰。五輪の18人のメンバーにも選ばれた。リハビリ中、集中的に行った筋力トレーニングで、課題だったフィジカル面が強くなったと感じている。パリにかける思いをより強くしている。宮澤選手は「サッカーができる喜びを噛み締めながら全力で楽しんで全力で勝ちにいきたい」などと語った。パリ五輪サッカー女子は、開幕に先駆けて現地時間の今月25日から予選リーグが始まる。