- 出演者
- 鈴木奈穂子 博多大吉(博多華丸・大吉) 博多華丸(博多華丸・大吉) 藤井隆 ヤマザキマリ
あさイチ応援ソング企画を能登でやるため大吉が現地に訪問。
昨年の地震と豪雨で甚大な被害が出た町野町にやってきた。応援ソングが集まる場所があると聞き、住民が作ったというラジオ局「まちのラジオ」に案内された。リスナーは約1500人。平日は毎日放送している。音楽のリクエストコーナーもあり、地元の小中学生は給食中に聞くのを楽しみにしている。運営スタッフは12人。住宅が全壊し仮設住宅で暮らすスタッフ・宇羅香織さんの応援ソングは、平原綾香さんの「Jupiter」。看護師の吉田真弓さんは、群馬県から災害ボランティアとして移住し、あいみょん「あのね」が応援ソング。
ラジオのリスナーたちが暮らす仮設住宅を訪ねた。こちらは総数268戸と輪島市内で2番目の規模。美空ひばり「川の流れのように」、カーペンターズ「トップ・オブ・ザ・ワールド」などのリクエスト曲が飛び出した。そんな中、ある女性がプロフェッショナルのスガシカオ「Progress」をリクエスト。震災直後、県内の避難先でスガシカオさんのボランティアライブに参加し、そこでかけられたスガさんの「甘えていいときは誰にでもある。今の皆さんは甘えていいとき」「今は無理せずに甘えて」「あきらめちゃダメだよ」という言葉が忘れられないという。
視聴者からのお便りを紹介。串田アキラ「炎のキン肉マン」など視聴者の自分応援ソングを紹介した。大吉は、復興が進むほど工事関係者が町からいなくなるからそれはそれでさみしくなるなどの話を聞いたと語った。ヤマザキさんも定期的に能登に足を運んでいて、この週末も行ったそう。
大吉が輪島市町野町のラジオ局近くのスーパーに立ち寄った。この日は10~20代のボランティアたちが来ていた。地元の方々とメイクや卓球をして交流したり、道の掃除をしたりした。スーパー店員の朝川英則さんはのべ2000人のボランティアと一緒に片付けをして、豪雨から2か月で営業を再開した。朝川さんの応援ソングはLUNA SEA「WISH」。
ヤマザキマリさんは、来てくれている人が助けに来ているというよりも自分たちが楽しいことを持ってきたから一緒にやろうというのが一番楽しい感じがしたと話した。輪島市の80代女性の自分応援ソングは坂本九「上を向いて歩こう」などお便りを紹介した。
大吉は輪島港へ向かった。今年5月に大吉が能登を訪れた際に出会った橋本真理子さんと約束の再会を果たした。橋本さんは輪島市で古くから続く海女漁を担ってきたが、地震で海にもぐれなくなり居酒屋で働いていた。大吉はお土産のミル・マスカラスのマスクをプレゼント。橋本さんは7月に海女漁を本格的に再開した。天気の悪い日、筋トレ中によく聞くのは吉幾三「あんた」。
続いてやってきたのは能登半島の先端・珠洲市。海沿いの銭湯は、晴れていると絶景が望める。今はボランティアや工事の人も訪れ賑わっている。休憩スペースはレトロな雰囲気。おもちゃやマンガはお客さんが寄贈してくれたものが多い。珠洲市は震度6強を観測し、しばらく水道が使えなかったが、地下水を利用しているこの先頭は2週間で営業を再開し、被災した地元の人たちにとってなくてはならない場所だった。綱島さんは震災で自宅が半壊して 10か月間避難所で暮らした。ストレスがたまる中の応援ソングは「ultra soul」だった。
大吉は取材した銭湯について、地元になくてはならないスポットだと話した。視聴者からのお便りを紹介。影山ヒロノブ「CHA-LA HEAD-CHA-LA」が自分応援ソングの方のお便りなどを読み上げた。続テルマエ・ロマエの作者で知られるヤマザキマリさんは、世界でもお風呂を設置できる軍隊は日本だけだと取材経験を話した。
浅井理アナが、番組の事前アンケートで自分応援ソングを寄せた安田麗子さんを取材。普段は金沢市に住んでいるが、母が一人暮らしを中能登町で話を聞いた。安田さんの応援ソングはサザンオールスターズ「桜、ひらり」。能登に哀悼の意を表し復興を願って作られた曲。サザンオールスターズが好きで、桑田佳祐さんが好きすぎて息子に名前をいただいたそう。
ヤマザキマリさんは「歌っていうのは、ある時はご飯以上にエネルギーを与えてくれるもの」などと話した。視聴者からのお便りを紹介。ナオト・インティライミ「未来へ」が応援ソングという声などを紹介した。若者のボランティアへあてたメッセージも多く寄せられた。
