- 出演者
- 石原さとみ 高橋茂雄 池田美優
今回のテーマは血圧のトリセツ。
オープニング映像。
最高血圧が140mmHg以上、あるいは最低血圧が90mmHg以上であればと診断される高血圧。キリンは世界最高レベルの血圧を持つともされ、数値は人間の約2倍の250。さらにキリンは上昇した血圧を静脈を広げることで血圧をコントロールし脳内の血圧を一定に保つことができる。
高血圧ではなく日々の血圧のばらつきが40以上あると認知機能の低下や脳卒中のリスクが2倍以上に世及ぶとされ40歳以上の5人に1人にばらつきがあるとされている。交感神経と副交感神経は必要な時だけ血管を伸び縮みさせ、血圧を安定させるがストレスや睡眠不足が重なると休んでいるときにも交感神経が優位になり血管が収縮。脳卒中や認知機能の低下を招く恐れがある。大阪・能勢町では町の健康施策して40歳以上の希望者に血圧計を無料配布し正しい血圧計の測り方を指導している。血圧のばらつきを抑えるには生活習慣の改善が有効だという。
近年、血壓とヨガの研究がさかんに行われ、血圧低下やばらつき減少が報告されている。「マカラーサナ(ワニの姿勢)」はうつぶせになることで床からの圧力を受けるなどして横隔膜がたわみ、ゆっくりと呼吸することで横隔膜が効率よくストレッチされ自然に深い呼吸ができるようになるという。「ハミングビーブレス(ハチの呼吸)」はハチが羽ばたくような声を出しながら鼻から息をはき続けることで自然と深い呼吸が可能になる。被験者に2つのヨガを1ヶ月間5分ずつ行わせるとばらつきの減少がみられた。帝京大学・大久保孝義教授は交感神経を正常にして血圧のばらつきを抑えることは心疾患系の病気の予防につながると考えられているなどと話す。トリセツ01は「血圧はばらつきにも注意!日々の血圧を知って予防しよう」。
血圧は麻は起床1時間以内にトイレを済ませ食前に測り、夜は就寝前に食事・お風呂を済ませてから測る。2回連続で測定しその平均を見る。血圧の大きいばらつきが続くと不整脈の可能性があるので医療機関の受診を勧める。
血圧上昇の理由の1つとして住宅が挙げられ、気温の低下は血管が収縮・血圧上昇を招く。ニュージーランドでは室温を上昇させるプロジェクトとして自宅の断熱改修や暖房設置の費用の8割を補助。断熱改修後心疾患系の入院率が10%以上減少したという。室温が1度下がれば血圧が1ミリ上がるとされ、WHOは室温を常に18度以上にすることを推奨している。冬のリビング平均室温が最も低いのは香川県の13.1度。慶應義塾大学・伊香賀俊治教授は暖かい地域は断熱の意識が低く冬の室温が低くなる傾向にあるなどと話す。
暖かい部屋と寒くて服を着込んだ部屋の起床後2時間の血圧を測定するため、香川県出身のガリベンズ矢野が実験に挑戦。結果、防寒対策として厚着をしたが血圧は6上昇し血圧上昇は防ぐことができなかった。神戸女子大学・平田耕造教授は厚着をしていても手足の血管が一気に収縮、行き場のなくなった血液によって体全体の血圧が上昇すると考えられている。
血圧にとって理想的な室温は家全体1日を通して18度以上。起床1時間前あkら24度目標で暖房を設定することで上の血圧の上昇が4ミリ減少した。スリッパや手袋を活用し手足を冷やさないように心がける。
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次回予告を伝えた。