- 出演者
- 石原さとみ ヒコロヒー 昴生(ミキ)
オープニング映像。
「リンパ」の語源はラテン語で透明できれいな水を意味する「Lympha」。弘前大学・下田教授によると、リンパはネットワーク状になっているという。
下田教授が取り組んでいる大きな謎は、リンパ管のネットワークがどのように生まれるのか。調べるために過程を人工的に再現している。リンパ管は全身に張り巡らされておりリンパ液が流れている。リンパは手足の先から鎖骨の下に流れている。老廃物を流す役割がある。流された老廃物はリンパ管を間に主に白血球に分解される。およそ600個あるリンパ節は免疫の要。
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立ち仕事の多い美容師にとってむくみは職業病とも言われている。むくみはリンパ管や血管などが回収すべき水分などが体の組織にたまった状態。今回、番組では弘前大学・下田教授らに協力してもらい知られざるリンパの仕組みを模型化した。リンパ管の中に細かく配置された弁がカギ。
血管の場合、ポンプとなる心臓の力で全身を約40秒で1周すると言われている。一方、リンパは足先から鎖骨まで数時間かかると言われている。これがむくみと大きく関係する。リンパは重力に弱く立ちっぱなしや座りっぱなしだとすぐに渋滞を起こす。体にたまった水分などが回収されにくくなりむくみが起きる。一方、横になると足のむくみは減るが顔のリンパが渋滞し寝起きに顔がむくみやすくなる。
リンパの正しいケアについて。マッコーリー大学の須網さんはリンパ浮腫という病気の専門家。リンパ浮腫はがん治療でリンパ節を切除するなどによりリンパの流れが滞りむくむ病気で、治療にはリンパを流すことが有効。リンパ管のつながりを正確に知ることが重要だということで、須網さんはリンパ管に造影剤注入して可視化しなぞって地図にし、リンパ浮腫の患者がセルフケアできるように指導している。リンパは皮膚のすぐ下まで伸びているので、やさしい力でなぞるだけで十分。大事なのは走行の方向で、常に順方向になでることが大事だという。
5分で自分でできるリンパケアを紹介。顔のむくみに悩む女性4人が実践。リンパ浮腫療法士の佐藤さんがむくみ対策として効果を上げている方法を簡単にできるようにアレンジ。スポンジの山が少しへこむ程度の力加減でやさしくゆっくり動かす。鎖骨・耳・顔の順で正しい方向に4回ずつ行う。せっけんや化粧水などをつけると手が肌に密着して効果アップするので、ふだんのスキンケアと合わせて行うのがオススメ。実践した女性はケア後は目がぱっちりしフェイスラインの影もはっきりするなど、4人中3人に効果があった。
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その他のリンパの流れをよくする方法を渡部徹郎さんが紹介。水を飲む、体中の筋肉を動かす、腹式呼吸や肩回しなども有効だという。また、眠っている時に脳のリンパは活性化するという。
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最後に足のリンパケア方法を紹介。肩回しと鎖骨のリンパ流しに加えて、下半身のリンパを吸い上げるために腹式呼吸を行う。付け根とひざ裏のリンパ節を意識し、付け根・太もも・ひざ裏・ふくらはぎの順にリンパを流す。危険な病気が隠れていることもあるので、急なむくみや痛み・苦しさを伴う場合は医療機関を受診するよう促した。
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エンディング映像。
あしたが変わるトリセツショーの番組宣伝。