2023年8月1日放送 12:22 - 12:45 NHK総合

いいいじゅー!!
「宮崎・美郷町」

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。きょうの主人公は、宮崎県・美郷町に移住して炭焼き職人をめざす女性。

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美郷町(宮城)
(いいいじゅー)
宮崎・美郷町

宮崎県・美郷町は県の北部にあり土地の92%が山林、人口は5000人弱。「日向備長炭」の産地で、広葉樹のアラカシの木を原料とする。きょうの主人公は、炭焼き職人を目指して移住してきた松岡理妃(りき)さん。職人6人からなる町の工房に入門して2年目、森の木を切り出しての材料の調達などを任されている。炭焼き窯は小窯をもつ2段式の窯で、職人1人が1つの窯を持っている。下の小窯にまきをくべて熱し、上の窯に並べた原木を乾燥・炭化させる。製炭技術は県の無形民俗文化財に指定。完成した炭は鋼鉄並みに固く、のこぎりでは切れないためなたを使って切り分ける。炭の完成までには1か月半ほどの工程があるという。松岡さんは技術を学びながらSNSの記事にまとめ、炭焼きへの興味を持ってもらうよう努めている。

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アラカシ日向備長炭美郷町(宮城)

松岡さんは兵庫県姫路市出身。故郷でも山の中で育ち、祖父とたき火を囲んだのが大切な思い出だったという。一時は料理人を目指したが、町が2022年に炭焼き職人見習いとして地域おこし協力隊員の募集を始めたのを知り、森と火を仕事にできると志願した。町役場の職員が炭焼き職人に声をかけてまわり、後継者育成への協力を依頼して指導のための環境を整備したという。村の炭焼き職人は24世帯、平均年齢は62歳と高齢化が進んでいた。移住者は住居・給与・福利厚生について3年間、町の支援を受けながら炭焼きを学ぶことができる。松岡さんは職人としての独立後を見据え、炭の原料のアラカシが生える隣町の山などを購入を視野に見て回っている。役場の職員や林業従事者とも仲良くなり、定期的に食事会を開いていた。きっかけはSNSの投稿でのこぎりの使い方が逆で、林業のベテランが突っ込みを入れたことからだったという。友人たちは松岡さんについて、一度決めたら猪突猛進で突き進むタイプなので入れ込みすぎないようになどと話していた。

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アラカシ姫路市(兵庫)日向備長炭美郷町(宮城)
友近の移住情報コーナー

宮崎県・美郷町の情報を紹介。炭焼きのほかに「美郷栗」も名産で、おととし町内に栗スイーツの専門店がオープン。マロンパイは1日200個売れている。店主が高校生の時に町唯一のお菓子の店が廃業し、自ら店を開こうと決めたという。店は閉店した店があった場所にオープン、当時の職人たちも店を手伝ってくれている。

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マロンパイ栗菓子工房 みず穂屋美郷栗美郷町(宮城)
宮崎・美郷町

宮崎県・美郷町で炭焼き職人の修業をする松岡さんは、2年目から職人のもとについて技術を学ぶことになった。意欲が高く細かなことまで聞いてくるので楽しいと述べていたが、別の職人とやり方が違うと述べて意見を戦わせるひと幕もみられた。松岡さんの熱意に根負けし、職人は失敗しても経験になると考えて従うことにした。炭焼きの炭化に3~4日かけていた職人は別の窯の「火力を高めて1日で済ませる」方法を取り入れた結果、よりよい品質の炭を作ることができた。炭の取り出しでは他の工房からも応援が訪れ、松岡さんが意見を戦わせながら学ぶようすに感心していた。

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日向備長炭美郷町(宮城)
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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