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オープニング映像。
今回の舞台は奈良・御所市。金剛山と葛城山の麓に広がり、2000年以上の歴史がある。市内からは1300の古墳が見つかり、修験道の開祖・役行者の出身地でもある。今回の主人公は1年前に移住した和田勝太さんは分散型ホテルの洋食レストランの料理人。御所市はどんどん減少が減少し、商店街もシャッター街となっている。
和田さんはローカル・ガストロニミーを大事にしている。ローカル・ガストロニミーとは地方と美食学をあわせた造語で、地域の食材を使い、文化や歴史表現することで、その地域ならではの料理を生み出そうという考え方。奈良周辺は飛鳥時代、鴨の御猟場だった。御所市は鴨族の発祥地で上質な鴨の産地でもある。そこで和田さんは「鴨のロースト」を提供している。和田さんのコース料理には御所の物語が一皿ごとに込められている。
和田さんは高校時代にファミレスの調理でバイトをし、自分の料理を楽しそうに食べているお客さんの姿に衝撃を受けた。その後、下積み修行を重ね、分散型ホテルとローカル・ガストロニミーのコンセプトを知る。和田さんは生産現場を訪れ、杉浦さんがつくる無農薬のニンジンと出会い、超シンプルなスープに仕立てた。和田さんはこれでローカル・ガストロニミーの糸口を掴んだ。
奈良県御所市を知るには「御所ガール」というSNSがある。運営するのは市役所職員の宮橋秀之さん。宮橋さんのオススメは天空のコスモス畑。御所市は交通の便も悪く、不便な面もあるが、着てもらえれば満足してもらう自信があるという。
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奈良県御所市でローカル・ガストロニミーに挑む和田さんだが、一筋縄ではいかないのが食材が吉野の本葛である。純粋なでんぷんではない葛は時間を置くと固くなり、風味も落ちてしまう。そのため需要は低下し、葛精製業者は全国で7社しかない。和田さんは葛をふんだんに使ったメニューを考案したが、作りおきは出来ず手間が増えてしまう。しかし試食会は好評だった。
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- ローカル・ガストロニミー御所市(奈良)
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