- 出演者
- 天野ひろゆき 塚原愛 三國清三 トラウデン直美
うまいッ!が今回で500回の放送になった。ゲストを迎えてうまいッ!特別編で放送する。
12年前の映像が流れた。500回にわたり全国のすばらしい食材を紹介してきた。今回、過去に出演してもらった生産者にアンケートを実施し様々な回答があった。再び生産者の元を伺った。
ゲストを紹介した。今回のうまいッ!はスペシャルということで2回にわたって生産者の皆さんを訪ねてお伝えする。1回目のテーマは「変化」と発表した。
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- 日本放送協会趣味の園芸 やさいの時間
2014年1月放送の三重県四日市市の和牛の回の映像が流れた。牛舎にはクラシック音楽を流し、マッサージ機も完備していた。10年ぶりに訪ねると生産者の加藤さんは自ら先頭にたって牛舎を切り盛りしていた。新牛舎が新設されていた。屋根の高さを1.5倍高くした。扇風機の数を2倍以上にし牛の密度も減らしより快適に。さらに他の地域にも牛舎を開設した。長男の勝三さんは松阪牛を育てる現場責任者に。次男の文太さんは牛の繁殖技術を習得。三男の勝平さんは今年の4月に戻ってきた。
天野さんは「お土産で牛タン頂いてその味も舌が覚えてる」などと話した。去年から輸出を開始し来年からはアメリカ、シンガポールへの輸出も計画中。三國さんは「フランスの大統領が日本に来た時に料理を作ったら三重の和牛を食べたいと言った」などと話した。トラウデンさんは「父がドイツ人だがそっちの家族も和牛っていうと喜ぶ」などと話した。
2013年5月に放送した新潟市のトマト。生産者は曽我新一さんと、妻の曽我千秋さん。トマト農家を継いで7年目で自身の目指す極上の味を実現する為、様々なこだわりを紹介してくれた。あれから11年ぶりに再開。変わらずトマトの栽培を続けていて、2017年には直売所をリニューアルオープンし大盛況。トマトジュースやケチャップなど加工品も人気商品に。2019年にはAIで生産管理をしているハウスは作業の軽減と品質の更なる安定を目指して水やりや温度調整などをコンピューターで自動制御するハウスを建設。費用は6000万円以上だが、この巨額な投資をした直後に思わぬ事態が。コロナ禍で急に一足が遠のいたのである。当時、もっとも力を入れていた直売所は赤字に転落。転機が訪れたのは2021年。甘いトマトを作ろうとすると一定数出る尻ぐされトマトを闇落ちとまととしてSNSで発信。すると、いろんなメディアに取り上げられ大ヒットとなった。
スタジオで「闇落ちトマト」を試食。「甘い 美味しい」などの声が聞かれた。また過去に番組に出演してくれた生産者さんの声を紹介。伝統野菜「大和まな」の生産者・上田喜章さんは、放送後に収益がアップし、さらに内閣府から黄綬褒章を受章したとのこと。京都で玉露を栽培する吉田利一さんは、2人の息子に継いでもらったというが、資材高騰に苦しんでいるとのこと。
2014年に放送した高知・南国市のオクラ農家・中澤芳さんのもとへ。芳さんは、放送の2年後に夫・秀男さんが急逝したことを機にオクラ栽培を断念したという。現在は家庭菜園でトマトなどを育てており、オクラの栽培も行っているという。芳さんは「食べることも好きだけど、やっぱり花を見て実を見てってのも楽しみ」などと話した。
トラウデン直美は、農家さんのところで一緒に手伝いをさせてもらっていたが、オクラは手間がかかって大変だという。今日は生産者の皆さんが放送後どのような変化があったかを伝えてきた。トラウデン直美は、後継者不足で泣く泣く畳んでしまうところもあったり、逆に新たな技術を導入してチャレンジしている人もいて、農業界でも大きな変化が起きているのではと思ったという。三國さんは、父親が漁師で母親が農家。「息子が継ぐのは、親の生き様を見ているから正直に一生懸命作っているんでしょうね」などとコメント。次回への期待について、天野は「長く番組を続けて頑張って作ってらっしゃる皆さんのほんとにちょっとだけでも手助けができたら」などとコメント。
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エンディング映像が流れた。
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