- 出演者
- 進藤晶子 加藤浩次 山口智充 山崎晴太郎
しっくりビジネスを特集する。2024年のヒットのキーワードはしっくりだ。みょうに馴染むしっくりビジネス。パナソニックの本社の奥に、なぞの研究所がある。
- キーワード
- パナソニック
しっくりくる人としっくり来ない人がいる。しっくりとはなにか。
オープニング映像。
山口智充さん、山崎晴太郎さんを紹介した。山崎晴太郎さんは商品などのデザインや企画を担当し、グッドデザイン賞金賞ほか世界中のデザイン賞を受賞した。ProductMarketFitという言葉があるという。企業はそれを狙っているとのこと。山口さんは開化堂の茶筒のすぽっとしまる感じが好きだという。
スケッチャーズ 原宿店にやってきた。靴屋さんのようだ。ハンズフリースリップインズという靴があるとのこと。爆売れしているとのこと。しっくりはけるという。かかとに秘密があるという。高性能エンジニアリングエラストマーHYTRELだとのこと。するりと履ける。顧客は9割が大人だという。引越し業者さんにも愛用者が多い。ブーツタイプも革靴タイプもある。
大阪のパナソニックホールディングスにやってきた。しっくりでがっちりな商品があるという。シェーバーは人間工学的に進化させ、売上が1.6倍になったとのこと。パナソニックホールディングスにはしっくりを専門に研究しているプロダクト解析センターがある。しっくりというと、個人的な好みのように思われがちだが、科学的に追及することができるという。データ重視だとのこと。17か所の圧力検査を可能にしたグローブがある。みんなが好む握り心地にはどんな圧力の傾向があるのか調べているという。しっくりは国や地域ごとに違うという。中国の方々は硬くて厚いスイッチの感触が好みだ。日本人は柔らかいのが好み。インドでは、軽くて静かなものが好みだ。スイッチのしっくり感を作りわけている。スイッチを含む電源装置の売上は世界でもシェアNo.2だという。パナソニックのしっくり技術を買っている会社がある。その取引先は、アース製薬。虫除けスプレーのサラテクトにパナソニックの技術が使われている。もちやすさを突き詰めているという。マンダムも取引先だ。ギャツビープレミアムタイプ デオドラントロールオンにもその技術は使われている。
シャワーのスイッチの位置も研究しているという。しっくり研究は20年以上やっているという。
カインズのSkittoは全20種類ある。2016年から発売し翌年には5倍の売り上げとなっている。当時のSkitto開発者は戸棚やシステムキッチン、冷蔵庫などを調べた結果7cmの倍数でしっくりくるという仕組みを見つけたという。収納する食品なども7cmの倍数が多く、ボールペンの長さは14cm、A4サイズの横幅は21cmである。Skittoを収納しやすい棚が誕生しSkittoに入れやすい洗剤容器などしっくりくるSkittoにしっくりくる商品が続々登場した。
三井化学のヒューモフィットをクロシェではパンプスの中敷きに採用し8か月で1億円売れたという。パンプスはヒールを履く規則がある職業の人たちが業務中に足が痛くなるという悩みを解決するために中敷きに入れ大成功した。ヒューモフィットの中敷きは足が触れた部分だけ体温で柔らかくなる。アートフィアーはショルダー部分の内側に入れ、手から伝わる温度で肩にフィットし負担を分散した。Makuakeでは500万円のサポートを得ている。ワコールのハグするブラではサイド部のハグシートにヒューモフィットが内蔵されている。程よく伸び個人差のある脇の形にもしっくりくる。
「がっちりマンデー!!」の次回予告。
TVerで最新話を無料配信!!今までの放送回はパラビで。