- 出演者
- 進藤晶子 加藤浩次 IKKO 後藤達也
儲かる色第3弾。黒、緑に続き今回は白。儲かる色「白」でがっちりな会社を大公開。
オープニング映像。
本日のゲスト、後藤達也、IKKOを紹介した。白についてIKKOは「白は濁らせないベースを作る意味でも重要」などと話した。後藤達也は「今、世界の名だたる企業でも白の活用を増やしてる」などと話した。TikTokやChatGPTなど。
大阪・大阪市にある「石原産業」を取材。事業推進部・今西広紀さんが案内。儲かる白の正体は「酸化チタン」だった。年間売上は約530億円。「酸化チタン」はほとんどの白いものの原料。化粧品、白い歯磨き粉、ホワイトチョコにも入っている。キレイな白に見せるため欠かせない酸化チタン。どの物質よりも全部の光を反射する。三重・四日市市「石原産業」の酸化チタン製造工場を取材。酸化チタンの原料・鉄とチタンを含んだチタン鉱石。チタンだけを取り出し約1000℃の高温で1日かけてチタンを焼いて酸化させていく。酸化チタンの粒の大きさ0.00025ミリメートルにしている。チタンの粒が大きすぎるとちょっと黄色く見える。小さすぎると青白く見える。石原産業では温度のムラhがないか、焼き上がる時間を24時間体制で細かくチェックしている。石原産業の酸化チタンはシェア3割で国内トップ。
化粧業界では酸化チタンを入れて乱反射をさせていく。日焼け止めに使われている。酸化チタンは資源が豊富なので、リーズナブル。万能な素材になっている。下地に酸化チタンを塗った赤と塗らない赤を比べた。
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- 酸化チタン
滋賀県大津市「東レ」瀬田工場を取材。東レ事業部部長中園真介さんの案内。白を透けにくくする糸。東レ開発センター日和佐大さんの解説。酸化チタン入りの白シャツ。東レ独自の最新複合紡糸技術「ナノデザイン」。大手紳士服メーカー、有名スポーツブランドなど問い合わせが殺到中。東レ独自の最新技術!白服でも透けにくい白い糸。東レの繊維開発力ここがスゴい!ユニクロのヒートテックも東レの繊維技術、光をガンガン反射してくれるから体が熱くなりにくい&紫外線もカット。経済ジャーナリスト後藤達也、東レ広報課米原史佳さん、IKKOのスタジオコメント。
続いてやって来たのは石川県白山市にあるニッコー株式会社。何を作っている会社なのかというと、洋食器のメーカーなのだという。国内外の星付きのホテルやレストランに納めているとのこと。ニッコー人気のヒミツは食器の白さであり長年愛用しているcaillouのシェフ・安達晃一さんに伺うと、普通の白い食器より真っ白に見えて光にかざすと透き通るとのこと。透き通る白を可能にしているのは牛骨灰なのだという。
なぜニッコーの食器は透き通る白を作り出せるのかというと、それを可能にしているのは牛骨灰なのだという。それはボーンチャイナと呼ばれ、18世紀にイギリスで生まれた焼き物の製法である。牛の骨に入っている成分のリン酸カルシウムが光を通すからだという。日本でのボーンチャイナの基準は牛骨灰が30%以上入っている食器だが、ニッコーの場合は牛骨灰が50%近く入っているのでより透けるような白が特徴となっている。ただ大きな問題があり、牛骨灰を入れすぎると柔らかくなって成形しづらいとのこと。そのため手作業が欠かせなくなるが、その食器作りを支えているのはほぼ女性の熟練工であった。ニッコーの食器部門の年間売上げは約20億円であるという。また牛の骨の粉をたくさん入れてるから食器を粉々にして肥料としても使えるとのこと。
後藤達也さんオススメ白ビジネスは福井大学などが共同開発した水なし脱色だという。水の代わりに二酸化炭素を使用して繊維を白に戻す最先端の脱色技術となっている。水を使わず繊維を白に戻せるので環境にやさしいとして大注目の技術である。
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- 福井大学
「がっちりマンデー!!」の次回予告をした。