- 出演者
- 狩野恵里 ビートたけし 田中直樹(ココリコ) トラウデン直美 荒俣宏
エジプト北部のアレクサンドリア。その海底には2000年前の宮殿跡が眠っている。当時の主はクレオパトラ7世。絶世の美女として語られるが、その素顔を伝える証拠はない。ツタンカーメン王墓には財宝5000点があり、ミイラも残されていた一方、クレオパトラの墓やミイラなどは見つかっていない。2022年11月、クレオパトラの墓につながるトンネルが発見された。
「大エジプト博物館 世界初公開」など本編内容を予告。
オープニング映像。
今回、大エジプト博物館を特集。世界で初めて、その展示室の撮影に成功。
古代エジプト最後の女王として君臨したクレオパトラ。当時の都は地中海を望むアレクサンドリア。交易の拠点や学問の中心地として栄えた街で、クレオパトラも図書館などで学問を学んだとされている。
古代エジプト最後の女王として君臨したクレオパトラ。18歳で父を亡くし、代わってファラオ(王)に。父の遺言により弟との共同統治だったが、弟が幼いことを利用して後見人となった者たちとの勢力争いの結果、クレオパトラは3年で宮廷から追放された。クレオパトラは当時の一大勢力であるローマを味方につけるため、その権力者の愛人に。ローマとの同盟をとりつけ、弟の勢力を排除し復位。
古代エジプト最後の女王として君臨したクレオパトラ。その遺構が見つかったのは1996年。場所は海底。見つかった遺物は数千点に及ぶ。自然災害により水没したと考えられていて、クレオパトラの墓が水没している可能性も。
古代エジプト最後の女王として君臨したクレオパトラ。2022年11月、墓につながっている地下トンネルが発見された。太陽光を鏡に集めて敵の船を燃やすために使われたとされる灯台などの遺跡も。
古代エジプト最後の女王として君臨したクレオパトラ。2022年11月、墓につながっている地下トンネルが発見された。場所は、クレオパトラが生きた時代よりも200年前の紀元前3世紀に作られた「タップ・オシリス・マグナ神殿」。02年から発掘が進められ、クレオパトラにまつわる品々が多く発掘されたものの、その素顔が分かるようなものは見つかっていない。自身を女神イシスの化身としており、そのイシス信仰の拠点だったこの場所に墓を作ったと考えられる。
古代エジプト最後の女王として君臨したクレオパトラ。その墓につながっているとされる地下トンネルが神殿に発見された。周辺からは墓が13基発掘されていて、大規模な墓地として利用されていたと考えられる。クレオパトラと恋仲にあった古代ローマの武将マルクス・アントニウスに関する品も。2人は近い頃に死亡しており、「アントニウスとともに埋葬してほしい」という遺言を残したという。
古代エジプト最後の女王として君臨したクレオパトラ。2022年11月、その墓につながっているとされる地下トンネルが神殿に発見された。当時のエジプトでは、盗掘を防ぐため墓は分かりにくい場所に作られていた。生前のクレオパトラは「絨毯から登場」「女神に扮して魅了」などの手法で権力者を虜にしたといわれている。
古代エジプト最後の女王として君臨したクレオパトラ。2022年11月、その墓につながっているとされる地下トンネルが神殿に発見された。調査の結果、トンネルは海岸まで通じていると判明。全長1.3kmのこれは、かつて地下水路として使われていた施設だったと考えられる。ローマに追われ自害したクレオパトラが、地下深くに墓を隠すためこれを再利用した可能性。
これまでの「世紀の大発見」にまつわる物語を紹介。ツタンカーメン王墓が見つかったのは1922年。王家の谷で発掘作業を手伝っていた水汲み係の少年がたまたま水瓶をひっくり返し、ちょうど落とした場所に王墓への階段があった。1974年、中国の農夫が井戸をほろうと土を掘り起こしていたところ、兵馬俑を発見。「セヌウの青いマスク」を発見したのは吉村作治。世界で初めて、人工衛星による画像分析で発掘。写真1枚につき1800万円。
ローマ帝国に滅ぼされた古代エジプト。イェール大学のマニング教授による調査では、火山噴火がこれに関連している可能性。噴火が起きたとされる紀元前43年は、ローマのカエサルが暗殺された翌年に当たる。噴火がナイル川の水位に影響を与えた可能性も。こうした災害や飢饉で国内がパニックとなり、統治が及ばなかった可能性。
ローマ帝国に滅ぼされた古代エジプト。イェール大学のマニング教授による調査では、火山噴火がこれに関連している可能性。噴火が起きたとされる場所は、エジプトから1万km離れたアラスカ・オクモク山。
2012年の着工から建設工事が続く大エジプト博物館。総工費1500億円、収蔵品は10万点。その内部の展示室に世界のメディアで初潜入。入口には、古代エジプトの神殿に建てられていたモニュメント「オベリスク」。ラムセス2世の頃に作られたものとされている。底面にはラムセス2世の誕生名・即位名が記されている。
大エジプト博物館の内部の展示室に世界のメディアで初潜入。エントランスホールにはラムセス2世の巨大な彫像。高さ11m、重量83トン。ラムセス2世とは、数々の戦を経てエジプトの領土を拡大した英雄。
大エジプト博物館の内部の展示室に世界のメディアで初潜入。館内はまだ工事が完了していないが、モダンにデザインされた大空間が広がる。展示されているのは、全長40mを越える世界最古の船「太陽の船」。主はクフ王。紀元前26世紀ごろに絶大な権力を誇り、大ピラミッドを建設したとされている。船は1954年、クフ王のピラミッドの脇で発見された。実際に水に浮かべるものではなく、クフ王の魂が太陽神と共に旅するための乗り物として作られた象徴的なもの。天井は波・太陽のようなデザイン。
大エジプト博物館の内部の展示室に世界のメディアで初潜入。吉村作治が発掘した「第2の船」も展示。1987年、レーダー調査によってこれを発見。発見当時はバラバラに分解されていた。パーツは1700点。完成は3年後の予定。屋外には、その船を保管するために使われいてた「ふた石」なども。
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2024年12月29日(10:10)