2024年6月11日放送 11:30 - 11:54 NHK総合

ひるまえほっと

出演者
古谷敏郎 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像が流れ、古谷が挨拶した。

(各地の話題)
千葉 次世代に伝えたい 伝統の遊び”クモ合戦”

千葉県富津市で、フンチと呼ばれるネコハエトリグモ。繁殖期には、オス同士が出会うと、メスをめぐって戦う習性がある。これを利用した、クモに相撲をとらせる遊び「くも合戦」が江戸時代から伝わっている。取っ組み合った後、逃げ出したほうが負けとなる。町では、毎年5月の連休中にその年一番強い横綱を決める大会を開いてきた。コロナ禍で大会が開けず、久しぶりに開いた去年は参加者が激減し、子どもの部は例年の4分の1に落ち込んだ。今年の大会では子どもの参加者を増やそうと取り組んでいる。富津市内の小中学校全てに大会のチラシを配るなど、例年以上にPRに力を入れた。富津フンチ愛好会・小坂和幸さんは、母校の小学校を訪れ、フンチの経験者が少なかったことから、地元の小学生を対象にフンチの捕まえ方などを教える教室を開いた。迎えた大会の日、呼びかけが功を奏し、例年通り30人以上の子どもが参加した。初出場の小学5年生の女の子が横綱となった。大会の後、参加者は、フンチを元いた場所にかえして終わったという。

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SARSコロナウイルス2ネコハエトリグモ富津フンチ愛好会富津市立富津小学校富津市(千葉)日本三大くも合戦 第23代横綱決定戦日本放送協会
埼玉 地域に愛される 越生町の梅

埼玉県越生町の梅は今が収穫の最盛期。梅農家が約100軒ある越生町では江戸時代から特産品として梅が栽培されてきた。梅農家・山口由美さんが3年前からオープンしたカフェでは、べに梅や白加賀など梅の食べ比べができる。180年続く酒蔵では、今年3月に完成した梅の酵母を使ってつくったお酒を販売。佐藤姉弟が酒を作り、大学時代から酵母の研究を始めた弟の徳哉さんが酵母を梅の花から取った。望月八重子さんが越生町中央公民館で活動を呼びかけ越生の主婦の皆さんで作っているのが梅の木の枝で作る梅染め。剪定されたり折れたりしたものを農家からもらい、その木をじっくり煮ると梅の木が持つ色合いが出てくる。布を寄せて紐で束ねたりボールを包んで縛ったりして模様を作り、液に浸して作り上げる。今季は梅の花が咲くのが早く受粉が上手くいかず、全国的に梅の実があまり採れていない。

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べに梅白加賀越生町中央公民館越生町(埼玉)
神奈川 川を愛する愛川町

神奈川県西部の丹沢山地に囲まれた愛川町の中心には大きな川が流れ、豊かな水が様々な恵みをもたらしている。宮ヶ瀬ダムでは週に2回ほど観光放流を行っていて、至近距離でダイナミックな放流を楽しむことができる。約70mの高さから流れ落ちる水の量は毎秒30t。この時期、ダムの下流の中津川の風物詩が今月解禁されたアユ釣り。生きているアユをおとりにする友釣りに挑戦し、1時間で釣れた。川の畔にある店ではアユの塩焼きを食べることができる。中津川の豊かな水は町の産業も支えてきた。明治時代末期、川沿いに300を超える水車が設けられ、撚糸工場ではそれを動力に機械で糸を撚っていた。町内には毎年約1万5000人が訪れる糸の町の文化を伝える体験施設があり、コースターやランチョンマット、ストール、藍染め作りなどに挑戦できる。今年で創業130年の糸を生産する「大貫繊維」の工場を見学。工場内の撚糸の機械は最大288本の糸を撚り合わせ、車のシートなどに使う1本の丈夫な糸を作る。染色の工程では、今も昔も頼りにしているのは愛川町の水の恵み。染料を混ぜるのに湧き水を1か月で40t以上も使っている。こうしてできた丈夫でカラフルな糸は車のシートを始め服やカバンなどにも使われている。

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アユレインボープラザ/愛川繊維会館中津川中津川漁業協同組合丹沢山地大貫繊維宮ヶ瀬ダム愛川町郷土資料館愛川町(神奈川)
(お知らせ)
はま☆キラ!

はま☆キラ!について、明日は4月にNHK横浜で公開収録したジャズの模様をお届けする。サックス奏者の本多俊之さん、ピアニストの野力奏一さんが出演。ラジオ第1で午後5時5分から放送。

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NHKラジオ第1放送本多俊之横浜(神奈川)野力奏一
かんたんごはん
エスニック きんぴら炒め

「エスニックきんぴら炒め」の作り方を紹介。ごぼうの皮を包丁の背でこそぎ、ごぼうを斜め切りにし、細く切っていく。ごぼうを水に5分さらし、水気を切る。にんじんを細切りにする。温まったフライパンに油を引き、ごぼうとにんじんを入れ、塩を加え炒め、しんなりしてきたら輪切りにした赤とうがらし、酒、ナムプラー、みりん、砂糖を加え、水分が飛ぶまで炒めると完成。冷蔵庫で4~5日保存できる。

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ごぼうにんじんエスニックきんぴら炒め赤とうがらし
(エンディング)
エンディング

終わりの挨拶。

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