- 出演者
- 岩渕梢
神子田章博解説委員の解説。今、多くの企業が高齢化という社会課題に対応しようとしている。そうした中で中部電力が進めているのが、電気の使用量のデータを取ること通じてフレイルの状態にある人を探すというハイテク技術。家庭でどのように電気が使われているか、30分ごとの使われ方を見て判断しようというもの。グラフ「電気の1日の使い方の例(健康な人、フレイルの人)」。フレイル状態の人の電気使用量のデータを大量に取って、AI(人工知能)が特有のパターンを学習して、フレイル状態を発見する手法をベンチャー企業と一緒に開発。1か月ごとに電気の使用量の変化を見ていくことで、70%〜80%という確率でフレイル状態の人を発見できるようになった。中部電力では、中部電力管内以外の地域も含めて13の自治体と提携して、フレイルのリスクのある人に情報を提供するサービスも始めている。そして、自治体からはその高齢者の家を保健師が訪ね、体操教室行きませんかと誘ったりフレイル外来への通院を促すとしている。要介護者が増えると自治体の財政の負担も増えるので、フレイルの早期発見は財政負担を抑えることにもつながる。屋内での転倒を検知する技術の実験の紹介。イスラエルの企業が開発したもので、日本の住宅環境などに合わせて利用できるようにしようと、東京のスタートアップ企業と住宅設備メーカーが今月から本格的な実験を始めている。精度は90%以上。カメラで撮影するわけではないのでプライバシーも守られる。アメリカの介護施設では実際に使われているという。この技術は浴室内での異変の検知にも利用が期待されている。高齢者の浴槽内での不慮の溺死、および溺水の死亡者数は年間4750人で、交通事故死亡者の2倍以上(厚生労働省「人口動態統計」)。
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