- 出演者
- 田中洋行 高井正智 中山果奈 松本真季 油原さくら
オープニング映像。
京都・清水寺では1200年の歴史をもち、地元では清水さんと呼ばれ親しまれてきた。寺の象徴の清水の舞台は、これまで応仁の乱などの戦火で失われるたびに建て直された。今年は大阪・関西万博をきっかけに注目された。この舞台を支える伝統的な方法の貫工法は、直径1mの18本の柱を中心に木を組みあわせて強度を出している。大阪・関西万博のシンボルとなった大屋根リングは、それと同じ方法が活用されている。舞台の奥で祈りを受け止めてきた本尊。御前立の千手観音菩薩像。その両脇を28の守護神がかためている。1200年に渡り、幾度も災厄から人々を救う存在として信仰をあつめてきた。来年も良い年になりますようにと、鐘が鳴った。
高知県香美市の山間にある大川上美良布神社。1500年の歴史を持つとされ、古来、人々を見守ってきた。拝殿には地域の人々が奉納した絵馬が並んでいて、江戸時代に描かれた武者絵や林業を生業としてきた地域の様子を描いた絵など、14点ある。その中にひときわ目を引く絵馬は、アンパンマン。作品の生みの親でこの地域出身のやなせたかしが神社の依頼を受けて自ら描いたという。自分の顔を分け与え人々を上から救うアンパンマンは、異色のヒーローは極度の飢えに苦しんだ地震の戦争体験にあるという。弟が海軍で戦死し、アンパンマンは幼い頃の弟の面影があると語っている。生前のやなせたかしと交流があった女性は、父親は出生前にこの神社に祈りを捧げたが帰らぬ人になったという。二度と戦争は繰り返してはならないと、戦後80年の節目となった今年、改めて平和への祈りを捧げた。
東京・浅草の浅草寺から中継。今年は震災から80年。本堂も東京大空襲で消失したがその後建て直され、復興の象徴に。しかし今年も様々な出来事が発生し、戦争や自然災害など、自然との向き合い方を考えさせられる1年でもあったと振り返った。
岩手県の天照御祖神社。震災当時、街を15mの津波が襲い、街の人はこの参道を駆け上がり避難したという。津波は社殿のすぐ下まで押し寄せたが、難を逃れることができた。そして今年2月には平成以降最大の山林火災が発生。神社では大切なご神木を失った。火災が一ヶ月に及ぶ中、漁師たちが守り抜いたものは、130年前から受け継がれてきた神輿。火の手が迫る中で、境内の外へと避難させた。さらに今月の津波警報の発令に、街の人は避難を強いられた。災害が続く中でも絆を絶やさず乗り切っていきたいというのが住民の願い。
山口県の国宝の瑠璃光寺五重塔は建設は室町時代。今月に70年ぶりに改修を終えたばかり。その到着は独特な屋根の反り。5層全ての屋根が吹き替えられた。ヒノキを樹皮を薄くはいで乾燥させ、何層にも重ねる檜皮葺。長年に渡って培われてきた伝統の技が受け継いでいる。使われた檜皮は30万枚で、その一枚一枚に職人が打ち込み、美しい屋根の反りを復活させた。装いを新たになった五重塔に、その姿を一目見ようと多くの参拝者が訪れている。改修に関わった人は4000人以上。その人達が本堂に集結。全国でも数少ない檜皮葺の職人が集結し、檜皮葺を完成させた。県内でただ一人となった檜皮葺師の男性は次の世代にも伝統の技を受け継いでほしいと願いを込めた。600年守りぬかれてきた瑠璃光寺五重塔。鐘の音が響いた。
埼玉県上里町にある菅原神社は田畑に囲まれた集落にある。地域の人たちが祈るのは、世界平和。今も各地で争いがやまない。この神社の神職はウクライナ出身。16年前に来日したあと、神道について学び、神職になった。2022年にロシアによるウクライナへの侵攻が始まって以来、祖国の親族や友人を思い祈りを捧げてきた。地域の人々の平和への意識も高まっているという。ウクライナでの戦争をきっかけにこの神社に奉納された絵は50点。戦火を生きる市民の姿が描かれる。境内の手すりに結ばれた無数のリボンは一刻も早く平和が訪れるよう参拝者が願いを込めた。
東京・浅草の浅草寺から中継。境内にある鐘楼では新年を迎える鐘が突かれる予定。江戸時代から時を告げてきた浅草寺の鐘は戦時中に多くの梵鐘が兵器にされていく中でこの鐘は免れた。東京大空襲では鐘楼は消失したものの、鐘は無事だった。そしてその鐘が鳴らされた。
佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社から中継。117段の階段をのぼった先にお稲荷さんが祀られているという。佐賀県の人口は78万人で、今年は正月の三が日だけでそれを超える参拝者が予想されている。名物のうまくいく守があると紹介した。また今年の干支の午年生まれの 人々を紹介した。
横浜市役所ではイベントが開催。宇宙の初日の出を民間の企業が国際宇宙ステーションと連携し、地球の映像を届けている。国際宇宙ステーションの油井亀美也は年始を楽しく過ごそうと思っていると答え、宇宙食の切り餅を紹介した。今年は皆が協力し明るい未来を作っていくような1年にしたいと答えた。
東京・浅草の浅草寺から中継。新年があけ、現在は入れ替わりで色々な人が鐘をついているという。その鐘をつく保存会に参加している林家三平と林家正蔵が登場。これから鐘をならすというが皆の心に響くように鳴らしたいと答えた。
愛知県で続いてきた尾張万歳は700年の歴史があるという。名古屋市にある豊神社で祀られているのは豊臣秀吉。明治時代荒れ果てていたこの場所に、地元の有志たちが神社を建てた。尾張万歳は秀吉が生まれたこの地方から広がり、上方漫才のルーツになったともされる。賑やかで派手好きだったとされる秀吉。草履取りから天下人へ大出世を果たしたが、それにあやかりたいと多くの人が列をなした。商売に携わる人のお目当ては派手な金の熊手。日本の製造業を支えてきた東海道。アメリカの関税政策で大きな打撃を受けたが、それでも笑顔で耐えない日々を祈る。
北海道・小樽にある龍宮神社。創建から150年となる龍宮神社は参拝客で賑わっている。現在の気温はマイナス7度の中、寒さに負けず地元の有志が神輿を担いでいる。子どもたちが披露しているのは松前神楽で国の重要無形民俗文化財だという。小樽にある龍宮神社につたわり、6代目の宮司は普段は地元の病院で働く小児科医。医師と宮司のに2足のわらじで子どもたちを見守ってきた。小学生による舞が行われ子どもたちは今後も続けていきたいと語っていたという。
エンディング映像。
