2024年4月12日放送 22:00 - 22:54 テレビ東京

ガイアの夜明け
【地域の足を守る!バス・タクシーの闘い!2024】

出演者
松下奈緒 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ガイアの夜明け)
転居40万円・入社30万円 人手不足で獲得競争が激化!?

1月下旬、秋葉原に集まった30人があるツアーに参加した。到着したのは日立自動車交通。運転手に勧誘する体験ツアーが行われた。日立自動車交通は都内7つの区でコミュニティバスを運行している。しかし複数の路線で減便せざるを得ず運転士不足に陥っていた。2024年問題は運輸・交通業界に4月から導入される働き方改革に伴う運転手不足。時間外労働の上限が設けられ休息も1時間以上長くとるよう義務付けられた。廃業を決めるバス会社もいる。そこで巻き起こっているのは運転士の争奪戦。全国のバス会社が説明会を開き採用活動を行っている。

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宇宙一”マジな”採用…成果は

岡山市民の足となるのがバス。9つのバス会社が市内を運行している。路線数40・運転手150人を抱える岡電バス。頭を悩ませているのが人手不足。残業や休日出勤をお願いしやりくりしているが、働き方改革が舞い込む。岡電バスを含む6つのバス会社を経営する両備グループ代表・小嶋光信さんは地域公共交通の再生人と呼ばれている。全国68のバス会社を2024年問題の緊急アンケートを実施し、ほぼ全ての会社で人手不足、半数近くが減便を予定している。そこで両備グループでは「宇宙一本気な乗務社員採用」に打って出た。グループ全体で200人の運転手採用を目指すことを宣言した。陣頭指揮をとるのはバス事業を統括する大上真司さん。運転手の給料を年間で約18万円アップさせるなど待遇面で改善し、朝晩のみや残業なしといった多様な働き方も提案した。グループ全体の運転手の1割にあたる50人の獲得を目指すと打ち立てた。まずはバスの魅力を知ってもらうため乗車体験会を開催。ベテランドライバーが指導しバスの運転の楽しさを感じてもらう。興味を持った人には畳み掛け出発前の点呼を公開。さらに実際の運行にも同行してもらい、いつもと違う目線で運転士を観察してもらう。そこには大上さんの狙うがある。最後は膝を突き合わせアピールする。誰よりも真剣に耳を傾ける栗原秀之さん。

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地域の足守る!”ゼロ”からの挑戦

両備バスの採用募集に応募した。大上さんのアピールが実った。大型二種免許を取得中で約40万円の費用は両備バスが負担する。備前自動車岡山教習所で栗原さんは路上教習に臨んだ。その後、週数間に渡り訓練を続けた栗原さん、課題をクリアしようとしていた。同じ時期、バス事業の責任者の大上さんは納車式に臨んだ。4年ぶりに新車バス5台を購入した。大上さんは新車担当のドライバーの家族も招待する粋な計らいをした。コロナ禍で乗客が減り数多くのバスを廃車にしたため、新車購入は運転手採用に並ぶ大きな目標でもあった。バス運転手への道で栗原さんは大事な日を迎えた。働き方改革初日、バス事業の責任者。大上さんの姿が事業所にあった。減便どころか増便していた。必死の採用活動で利便性の向上につながった。会社に戻った大上さん、そこにいたのは栗原さんだった。大型二種免許を取得し両備バスに入社したのだ。約1ヶ月の研修後、バス運転手としてデビューする。

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タクシーがつかまらない!

池袋の駅前に終電後、タクシーを待つ人の長蛇の列ができた。コロナ禍の4年間でタクシー運転手が2割減少し、働き方改革でさらにタクシーが捕まりにくくなる。ドライバー不足解消に奮闘する親子がいた。

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池袋(東京)
シニアの足守る!父と息子の物語

取手市にある8社の1つが三昇交通。利用客の4割が電話で送車依頼で無線で配車している。父・山田弘志さんが社長、息子・一弘さんが専務。運転手の登録は18人、平均年齢71歳。タクシー運転手の高齢化は三昇交通だけの問題だけでなく、全産業の平均年齢が43歳なのに対し、法人タクシーは60歳。運転手不足・高齢化に専務の一弘さんは頭を悩ませる日々。父・弘志さんは本来、運転手だが配車業務に専念している。今、郊外のタクシー利用者のほとんどが高齢者で病院への送迎が最も多い。ある日、鳴り続ける電話に弘志さんだけではさばききれず一弘さんも追われていた。すると迎車ポイントを間違えて伝えるミスが発生、さらにお客さんの住所を聞き間違えたようだ。夕方、落ち着けるかと思いきや電話をとれるよう設置。家でも配車業務をとれるようにしている。弘志さんは長年続け三昇交通の顧客リストを約1000件にまで増やしてきた。

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三昇交通取手市(茨城)
”電脳”で配車業務が効率化?

3月上旬、息子・一弘さんが電脳交通を訪れた。電脳交通はタクシーの配車システムを開発している。24時間体制のコールセンターでは契約している全国のタクシー会社への迎車依頼が転送してくる。配車業務に悩むタクシー会社は多く約500社が電脳交通のシステムを導入している。迎車依頼をすると乗車地点や行き先の住所をデータ化し、履歴を元にオペレーターが素早く対応、すぐにルートを検索し一番近くにいるタクシーを探し迎えに行くよう指示を出す。迎えにいく地点・客の情報などがタクシーに送られ、後はルート通りに走らせるだけ。電脳交通に配車業務を委託している横川観光は配車数が3割アップした。その様子を一弘さんも見学した。父を説得し電脳交通へ委託を決めた。切り替えるのは4月1日から。

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”電脳”で配車業務が効率化?

三昇交通の一弘さんは配車業務の効率化でドライバー不足を補おうと考えた。当初、反対していた父を説得し、電脳交通に業務を委託することにしたのだ。3月13日、ドライバーへの説明会を行った。4月1日を迎え配車業務の切り替えを行った。切り替わっているのか確認すると電話がかからない。その頃、電脳交通では三昇交通の電話が転送されないトラブルが発生。原因は通信の不具合だった。引き継がれた顧客情報のおかげでスムーズに電話対応ができた。配車指示がドライバーに転送され、その後は大きなトラブルもなく順調に配車が行われ一弘さんも配車に専念できた。父・弘志さんも9年ぶりに出陣。

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三昇交通取手市(茨城)徳島市(徳島)電脳交通

取手市のタクシー会社・三昇交通。父・弘志さんが配車業務から解放され9年ぶりに迎車を行う。導入し迎車依頼を受けたのは何度も電話でやり取りしてきた常連客。声しか知らなかったが配車業務を委託し初めて利用だった。地域の足は守れそう。

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三昇交通取手市(茨城)
(エンディング)
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