- 出演者
- 桑子真帆
オープニング映像。
ロシアに派兵された北朝鮮の朝鮮人民軍。数は推計128万人で兵士の数では世界有数の規模。暴風軍団とも呼ばれる特殊作戦軍は敵の陣地深くに潜入し攪乱作戦や暗殺などの任務を担う部隊とみられている。北朝鮮兵士とされる映像・音声が次々と公開されている。また、ロシア西武のクルスク州では戦闘がかなり激しく、ウクライナ軍が越境攻撃を開始し一部を掌握。ウクライナ当局・軍は「北朝鮮兵は無人機を使った戦闘などの訓練を受けている段階」との見方を示した。北朝鮮兵に投降を呼びかける朝鮮語のチラシを紹介。ロシアの支配地域拡大のペースはおととし4月以降最大規模となった。ロシア軍の1日の死傷者は2000人以上という。
包括的戦略パートナーシップ条約は両国の首脳が署名した。一方が武力侵攻を受け戦争状態になった場合は遅滞なくみずからが保有する軍事的援助を提供する。ロシア側は北朝鮮兵の受け入れについてプロジェクト・ボストークと名付けた上で、北朝鮮部隊の運用責任者は空てい師団の司令官を任命した。
北朝鮮の国民の多くは派兵について知らされていないとみられている。韓国は北朝鮮に対する警戒を強めている。特に懸念しているのは北朝鮮が無人機の実践経験を積むこと。北朝鮮が派兵の見返りに高度な軍事技術の提供を受けることも懸念されている。北朝鮮は過去にも戦闘部隊を外国に派遣している。アメリカと戦う国々と連携し関係を深めることが狙いという。
この戦争は東アジアの安全保障の観点からも早期に終結する必要がある。また、トランプ大統領がどのような和平案をつきつけてくるか、ということにかかっている。
今回派遣された兵士の多くは20代前半とみられている。元朝鮮人民軍のソンヒョンさんは「もし私が北朝鮮に残っていたら世界がどうなっているか知らないまま行けと言われて不満も持たずに行っていたでしょう」などと話した。