2025年6月10日放送 19:30 - 19:57 NHK総合

クローズアップ現代
人生の最後 だれと一緒に? 熟年世代のパートナー探し

出演者
桑子真帆 山田昌弘 夏木マリ 
(オープニング)
大盛況!熟年世代のパートナー探し

去年、結婚したばかりの60代カップル。出会いは熟年世代限定の婚活バスツアー。申し込みが殺到し、キャンセル待ちが相次いでいる。40代以上限定のマッチングアプリも登場。人生の後半、誰とつながり、どう生きるのか。これからのパートナーシップの形を考える。

キーワード
マッチングアプリ
#5017 人生の最後 だれと一緒に?熟年世代のパートナー探し
熟年世代 なぜいま新たなパートナーを?

申し込みが殺到しているという40代以上限定の婚活バスツアーに密着。10分ごとに席を移動しながら1対1でトーク。熟年世代ならではの会話が繰り広げられる。この30年で熟年世代の独身者は2.4倍。初めて参加したみさきさん(仮名・45歳)が求めているのは一緒に楽しく過ごせる相手。20代で離婚し、1人で育ててきた娘が独立。これからは自分のために時間を使いたいと考えている。ツアーの中盤、みさきさんは50代の男性と趣味の話で意気投合。みさきさんはこの男性とカップル成立となった。

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大阪市(大阪)鳴門市(徳島)

去年から婚活を始めた加藤一郎さん(仮名・61歳)。一軒家に一人で暮らしてきたが、その生活に限界を感じるようになったという。結婚相談所に登録し、プロフィールに資産額を公開。経済力をアピールしているが、相手は見つかっていない。先月中旬、加藤さんは3度目の婚活パーティーに参加。この日集まったのは54歳~62歳の男女18人。加藤さんは結婚願望を伝えたが、多くの女性にはぐらかされてしまった。しかし、50代の女性と連絡先の交換をすることができた。

出会いを求める熟年世代のニーズに応えるため、40代以上限定のマッチングアプリが登場。文字が大きく、シンプルなつくりで熟年世代が苦手な自撮り写真もAIがサポートしてくれる。

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マッチングアプリラス恋人工知能

夏木マリは14年前に59歳で結婚した。夏木マリは人生の後半に豊かな時間を求めることは素晴らしいと思ったなどと話した。山田昌弘は人生100年時代と言って健康寿命が伸びている。家族のセカンドキャリアを求めたいという人が増えてきた。今のシニア世代はバブルで恋愛が盛んだった時期に青春時代を過ごした。そういう人たちが幸せを求めて新しい伴侶を探しているなどと話した。高齢になって孤立するのが不安だという人は既婚者に比べて独身者の方が多い。夏木マリは籍を入れなくても良かったが、義母のことを考えて結婚したという。

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内閣府
熟年世代ならではのトラブルも

2年前に結婚相談所で知り合った女性と再婚した水原さん(仮名・59歳)。前妻の子どもと3人で同居を始めたが、子どもは妻が作った食事に手をつけないという。水原さんは子どもに再婚することを相談していなかった。

熟年世代をねらうロマンス詐欺

近年急増している「ロマンス詐欺」。被害者の8割が40代以上、被害額もこの1年で倍増している。50代の男性は20万円をだまし取られた。マッチングアプリに登録すると、奈美と名乗る人物からメッセージが届いた。過去の苦労話を打ち明けられ、男性はそれに同情。その後、投資話を持ちかけられた。指定された口座に20万円を入金すると、連絡が取れなくなったという。ロマンス詐欺被害者支援団体には相談が相次いでいる。

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マッチングアプリロマンス詐欺警察庁
熟年世代をねらうロマンス詐欺/熟年ならではのトラブル どう乗り越える?

ロマンス詐欺の対策について、マッチングアプリ各社はプロフィールの確認や怪しいやりとりがないかなどのパトロールをしている。個人では直接会っていないのに金銭に関する話が出たら要注意。少しでも変だと思ったら周囲に相談することが大事だという。

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CHARMSマッチングアプリロマンス詐欺新川てるえ

山田昌弘は中高年になると積み上げた人生がある。それをすり合わせないといけない。コミュニケーションを深めることが若い人以上に必要になるなどと話した。

60代のカップル 新たなパートナーの形とは

去年、結婚した60代の木村さん夫妻(仮名)。子どもがいない夫・恵一さん(仮名・69歳)は家庭を持つことに憧れを持っていた。妻・里美さん(仮名・67歳)は当初、この歳で再婚することに不安があった。2人は結婚するにあたり、その不安を一つずつ解消していった。まずは生活費。お互いに自分の貯金や年金について伝え合った。次に課題となったのはどこに住むか。恵一さんは奈良、里美さんは神戸で一人暮らしをしていた。里美さんは子どもと孫が遊びに来る家をそのまま残したいという気持ちが強かった。2人が選んだのは別居婚。出会ってから2か月の頃に浮かび上がってきたのが健康問題。里美さんが恵一さんの背中に違和感のある膨らみを発見。病院に行ったところ、腫瘍が見つかった。良性だったものの、これからは年に1回、健康診断を欠かさないことを約束した。里美さんが最も気がかりだったのは子どもの反応。結婚を考え始めてすぐに相談。次男は拒否するという感情は出なかったと話した。出会ってから4か月、恵一さんと里美さんは結婚に踏み切った。結婚から1年、恵一さんは子どもたちとの食事会を企画した。長男は恵一さんについて、父親ではないが、母にとって大事な人だと話した。恵一さんは想像した以上の喜びを感じていると話した。この日は「母の日」。里美さんは3人からバラの花を受け取った。

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奈良県母の日神戸(兵庫)
“人生100年時代”だれとどう生きる?

夏木マリはVTRのカップルはよく話し合っていた。それが上手くいくポイントなのかなと思った。人生後半は2人がいいなどと話した。山田昌弘はシニアだからこそ、今までの伝統的な家族のあり方にこだわる必要はない。大切なのはお互いを思いやって大切にする気持ちだと話した。夏木マリは70代女性2人が登場するドラマ「照子と瑠衣」に出演している。

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