- 出演者
- 桑子真帆 秋山智弥
オープニング映像。
今、全国で看護職員が27万人不足しているという国の推計がある。東京・青梅の市立青梅総合医療センターでは、3年前から看護師不足による病床の使用制限が始まった。入院患者の受け入れにも一部影響が出ている。ベッドの調整ができず、入院を断らざるを得ないケースも発生している。全国で問題になっている看護師の人手不足。今月発表されたデータでは半数を超える医療機関で退職者が採用者の数を上回った。なぜ離職が止まらないのか。看護師として働いていた女性は、理想の看護ができず、待遇が見合わないと感じて退職したという。
働きやすい看護の職場づくりに注力している秋山智弥さんをスタジオに迎えた。秋山さんは「(看護職員密度などを)可視化するというのは非常に重要なこと」などと話した。
約600人の看護師が働く大阪・福島区の急性期病院。去年10月、看護師に対し、職場で感じる不満などを聞くアンケートを実施。すると、勤続3年以下の若手が気軽に相談できず、安心して働ける職場にはなっていないことが浮き彫りになった。そこで見直したのが勤続7年以上で若手の主な相談役でもあるリーダー看護師の業務。病室でのケアなどを必要に応じて減らし、ナースステーションにいる時間を増やした。今年5月、同じアンケートを取ったところ、相談できる相手がいないと答えた若手は0人に。離職率も1年で13.6%から7.8%に改善。今後も現場の声を重視して職場環境の改善に努めたいとしている。
東京・品川区の病院ではカルテの入力作業を自動化。病棟によってはひと月の時間外労働が約3時間短縮。ゆとりが生まれ、患者に向き合う時間が増えているという。去年、静岡の看護協会は県内各地の看護師の偏りを調査。特に不足が深刻な地域が3つあることが分かった。そこに、比較的余裕のある地域から看護師を派遣することを看護協会が主導して呼びかけている。
秋山さんは「高齢化していくと病気と付き合いながら住み慣れた所で暮らし続けていかないといけない。治すだけでなく治し支えるといったところを担う上においても、医療と生活両方を見ることのできる看護師の役割は非常に重要になってくると思う」などと話した。
今月、都内で開かれた看護師の交流イベント。約9000人の来場者の中には多くの若手看護師の姿が。若者たちが抱く看護への想いや願い、それが守られる未来へ。
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