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オープニング映像。
林田茉優さんはかまぼこ会社の4代目社長。福岡県みやま市で1890年に創業した吉開のかまぼこ。昔ながらのかまぼこを作っている。先代の吉開喜代次さん。きっかけは大学のゼミで後継者問題を研究するプロジェクト。喜代次さんは高齢で工場をしめたばかりだったが、ファンから再開希望の声があがっていた。林田さんは後継者探しをはじめ、2年で事業を引き継いでくれる会社が見つかった。会社から林田さんに社長を頼めないかと言われた。林田さんは赤の他人から4代目に就任した。昔ながらの味を引き継いだ。先代の40年分のメモのおかげで林さんも自分なりのノウハウを確立することができた。製造以外の日には新たな販路を開拓している。一段落した昼休み。林田さんがやってきたのは近所のお肉屋さんで弁当ランチ。林田さんが選んだのは鶏ささみフライ弁当を選んだ。従業員と一緒にお弁当を食べた。
能登半島地震で被害を受けた石川県珠洲市にある珠洲製塩の社長・山岸順一さん。被災しながらも1カ月で営業を再開した。12年前の夏、山岸さんに伝統の塩作りを取材させてもらっていた。海水を塩田にまいて乾燥させて釜で煮出すという製塩法。あれから12年、地震は塩作りにも影響を与えた。地盤が隆起し海岸線が大きく後退し、以前と同じように海水をくむことができなくなった。工場も煙突が折れるなどの被害が出た。2つある工場のうち、1つは被害が少なくすみ、山岸さんも自宅で暮らせる状態だったため、塩作りを再開した。真酒谷さんが窯炊きを担当する。山岸さんがこの仕事をはじめたのは20年ほど前、定年後に地元を盛り上げるために会社を立ち上げた。営業再開後、2カ月できた注文は従来の2年分。塩を待ってくれているお客さんがいる。真酒谷さんのこの日のランチはわかめごはんと石狩汁。支援物資などを持ってきている。山岸さんのランチは妻の手作り弁当。
音楽家・坂本龍一の愛した味。東京・六本木にあるカフェを併設したベーカリー。好きだったのはクロワッサン。中はもっちり焼き上げてあり、ケールやクリームチーズ、スモークサーモンなどを挟む。クロワッサンサンド、コーヒー、ハーフサラダ、スープを食べていたという。