- 出演者
- 富澤たけし(サンドウィッチマン) 伊達みきお(サンドウィッチマン) 芦田愛菜 伊集院光
オープニング映像。
今回は未公開を含む完全版サクラダ・ファミリアSPであると説明。過去2回約5時間かけて放送したが直美さんとチェロスを食べに行ったりしたシーンが未公開となっていると説明した。
今回は海外特別プロジェクト第4弾。スペイン・バルセロナにあるサグラダ・ファミリア。ガウディが設計した石の教会は死後100年の今も建設が続いている。2026年にメインタワーが完成する予定。世界遺産のサグラダ・ファミリアの魅力を芦田と渡辺直美が現地から伝える。
サグラダ・ファミリアは来年にメインタワーが完成予定。登眞さんは「見に行くタイミングはベスト。未完のうちに見るのは意義がある」と伝えた。今回の注目ポイントについて芦田は「完成・未完成の概念が変わる」とコメント。
サグラダ・ファミリアを建設した当初は草原が広がる場所で、現在は大都会のど真ん中に位置している。2人は人生初のサグラダ・ファミリアと対面する。今も建設工事が続き完成した部分のみが世界遺産として登録されているサグラダ・ファミリア。2人は色彩が鮮やかなことや、教会の大きさに感動。イエスの塔は来年完成予定で、彫刻家・外尾悦郎氏が造ったペリカン像は“親子愛”を表現している。ペリカン像は遠目でしか確認できないことから「親子愛は近くから気づけないが遠く離れたら気づける」という意味合いが含まれているとも言われる。
現地ガイドのマルコさんが合流。サグラダ・ファミリアに散りばめられているガウディからのメッセージを3人で解き明かす。サグラダ・ファミリアは“降誕のファサード”という名前が付けられていてイエス・キリストの誕生から青年までの成長が表現されている。別名・石の聖書とも呼ばれている。
サグラダ・ファミリアは聖書に書かれたキリスト教の物語を彫刻で表現している。受胎告知は聖母マリアがイエスを身ごもったことを天使に告げられるシーン。その上に親子愛の象徴であるペリカン像が造られている。ガウディが造った模型や設計図は内戦で焼失したため、ガウディの気持ちを考えて現在まで造られている。
未完の世界遺産サグラダ・ファミリア。ガウディ・サインの解読に芦田愛菜が挑む。ファサードは建物正面の外観で異なるテーマを持つ。教会の壁に散りばめられた動植物の像もガウディ・サイン。ゴシックスタイルの教会とは異なるカタルーニャ周辺の動植物を配置した。ガウディの想いは後世の職人たちへも引き継がれている。ガウディはなぜ完成しない教会を設計したのか。2人は反対側のファサードへ。ガウディが構想した東側の彫刻のメッセージを受け取り、外尾悦郎さんが西側に対のデザインを施した。
未完の世界遺産サグラダ・ファミリア。ガウディ・サインの解読に芦田愛菜が挑む。続いて受難のファサードへ。華やかな降誕のファサードに対して、最後の晩餐からイエスの埋葬までを彫刻で表現している。ガウディのデッサンを基に後世の建築家・彫刻家が造った。多くの彫刻はスビラックスが制作。無機質なテイストでキリストの苦しみを表現した。Q.石板に込められたメッセージとは?A.イエスが亡くなった33歳にちなみ縦・横・斜めの数字の合計が33。3つ目のガウディ・サインはアーチ曲線を描く斜めの柱。天に引き上げられるデザインで、物理的にも合理的で美しい建築になっている。
続いて南側の入り口、栄光のファサードへ。現在工事中で、完成すればサグラダ・ファミリアの正面になる。
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ここから未公開シーをを公開する。伊達は渡辺直美が愛菜ちゃんと自転車に乗ったシーンがカットされていたからただの思い出になっていると言っていたと明かした。
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2日目、サグラダ・ファミリア内部散策を前にバルセロナを散策する。移動は自転車で、地形的に自転車が便利だという。そのため市が運営するレンタサイクルが500カ所以上存在する他、200kmに渡る自転車専用道路もある。道中にはハトが低空飛行でぶつかりそうになったり、地元っ子に抜かれたりしたがゴシック地区へと到着。ゴシック地区ではチェロス屋へ移動する。
スペインの旧市街にあるチェロス店へと芦田愛菜と渡辺直美。スペイン語で注文し無事に買えた。訪れたのは70年以上地元の人に愛される「グランハ・ラ・パジャレサ」でこの店のチェロスは1日1000本以上を売り上げる。軽く佐藤をまぶしたチュロスをホットチョコレートにつけて食べるのがスペイン流。
未完の世界遺産 サグラダ・ファミリアスペシャル。ガウディが残したメッセージに芦田愛菜が挑む。なぜガウディはいわば完成しない教会を設計したのか。きょうはいよいよサグラダ・ファミリアの中に入る。今も建設中のため、本来教会内部の撮影はNG。今回は超異例の撮影許可が。サグラダ・ファミリアは世界トップクラスの観光客数を誇る観光スポット。人数制限があるため内部を観光するには事前予約が必要。スペインの自然を象徴するカメレオンの彫刻などがある。
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サグラダ・ファミリアの真下にやってきたところで芦田愛菜が柱の下のウミガメ像のガウディ・サインを発見。雨が集まって出る雨どいの役割も果たしているという。協会を作るのに時間がかかってもいい、亀のようにゆっくりでいいからというメッセージを込めたのではないかという。この亀はウミガメだが陸側にはリクガメがあるといい、もう片方の亀を確認。入口に長寿の象徴であるカメを配置することで、ゆっくりでもいいから着実に作ろうというガウディの思いがコメられているという。カメレオンの彫刻にもガウディのメッセージが。カメレオンみたいに色んな人、スタイルに適応していくサグラダ・ファミリア。
サグラダ・ファミリアスペシャル。やってきたのは細やかな彫刻で埋め尽くされた降誕のファサード。1つ1つも受胎告知など聖書の一場面を描いている、外尾さんが作った15人の天使などと芦田愛菜が話した。外尾悦郎は大学で彫刻を学び日本で美術教師をしていた方で、彫刻家の夢を諦めきれず24歳単身でスペインへ。サグラダ・ファミリアに出向き直談判し、彫刻の腕を見せ現場で実力が認められ、次第に重要な彫刻を任されるように。サグラダ・ファミリアの現場指揮を取る立場にまで上り詰めた。ハープを持った天使がいるが、遠くから見て弦を表すと太い金属の棒が必要で、天使の美しい音色が想像できなくなるから、あえてつけないことで天使の指先から奏でられる柔らかい音を想像してほしいと作られたと芦田愛菜が説明した。ガウディはサグラダ・ファミリアに関わる前は無神論者で、宗教を進行されていない方だったが、教会建築を造るにつれてだんだん信仰深くなった、ガウディは聖書に忠実につくりたかったんじゃないかと芦田愛菜が想像していた。聖書には羽があると記載のない天使も多く、後世に羽根を付け加えたものだとされる。
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サグラダ・ファミリアの降誕のファサードの向かって左側で見つけたのは職人たちの紋章。芦田愛菜は建物を支える重要な部分に職人の紋章が使われているらしくて、コアな部分の職人のマークを置くのはリスペクトがある、そういう思いがこもっているのかなと話していた。ガウディが残したメッセージは職人へのリスペクト。生きてる間に完成できないと悟っていたガウディは、亡き後も建設を続けてくれる職人への感謝と敬意を込め、工具の彫刻などを強化の様々な場所に配置したと言われている。
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いよいよサグラダ・ファミリアの内部へ。内部はどうなっているのか。どんなガウディ・サインがあるのか。なぜ完成しない教会を設計したのか。芦田愛菜は、マリアの塔っていうメインの塔の上についてる星のクリスタルを作ったガラス職人の巨匠・ダビ・ジベルナウにも話を聞いたといい、サグラダ・ファミリアの3つの入口があるが、先に降誕のファサードだけを高い完成度で作っていて、そうすることで全体が見てみたいという気持ちになって、お金が集まるんじゃないかと考えていたという。
サグラダ・ファミリアの内部はステンドグラスからの太陽光で眩い光を放っている。中央身廊と呼ばれるメインエリアは“ひだまりの森の中”を想像させる。ガウディはキリスト教において自然は神が造ったモノと考えから、サグラダ・ファミリアを自然に近い状態へ造り上げようとしたと考えられている。
太陽を表現したステンドグラスは色も工夫され、西側は赤・オレンジ。東側は青・緑と時間で差し込む光の色が変わるよう計算されている。
