- 出演者
- 渡辺和洋 田中良幸 天達武史 谷原章介 杉村太蔵 宮澤智 酒主義久 山田夏子 岩田明子 鈴木おさむ
学歴詐称問題に揺れる静岡県伊東市の田久保眞紀市長。疑惑の卒業証書なる書類について百条委員会が事実上の“偽造”認定。伊東市議会の犬飼市議は「朝からずっとものを書いておりますが人の話を聞く姿勢ではない」などと述べた。不信任決議案が全会一致で可決され、さらに4件の地方自治法違反の疑いで刑事告発することを決定した。田久保市長は記者たちの質問にも一切答えなかった。元伊東市市議・濱田氏は「結構多い方々が裏切られたというか悔しいとかそういうことで積極的に私の方に電話してきた」、伊東観光協会・稲葉会長は「こういうことしてる伊東には行きたくないというお客さまもいる」などと述べた。市民からは伊東市の観光業へのダメージを訴える声もある。市役所職員からも「自分たちではどうすることもできないので嫌になる」などの声があった。
学歴詐称問題が明らかになってから約2か月。伊東市議会では地方自治法違反で刑事告発することを決定した。さらに不信任決議案が全会一致で可決となった。議会では厳しい追及があった。大川市議は「これから何がしたいんでしょうか?」、犬飼市議は「人の話を聞く姿勢ではない」などと述べた。田久保市長は議会終了後「市民に大変な心配迷惑をかけていることをこの場を借りて謝罪したいと思う」、その直後の取材では「不信任決議の中身も見させていただいて考えた上で決めたい」などと述べたが、自身の今後についての言葉はなかった。番組の取材に対し伊東市の職員は「これ以上職員の負担を増やさないでほしい」、元伊東市市議・濱田氏は「市民の皆さん一人一人怒っている」などと述べた。濱田氏は先月27日、田久保市長の辞任を求める署名1万158人分を届けた。伊東観光協会・稲葉会長は「こういうことしている伊東には行きたくないというお客さまもいる」などと述べた。先月20日、伊東市の経済3団体が市長に辞職を求めた。きょう、田久保市長は定例会議を欠席した。
元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が解説する。田久保市長はきのう、4つの事案で地方自治法違反の疑いで刑事告発された。事案は「出頭拒否」、「記録の提出拒否」、「証言拒否」、「虚偽の証言」となっている。若狭弁護士は「虚偽の証言は一番重い。3カ月以上5年以下の拘禁刑」などとコメントした。田久保市長には市議会解散、市長辞職、市長失職の3つの選択肢がある。若狭弁護士は「市議会を解散するっていうのは絶対、これからの日本の政治を考える上においては阻止しなければならない」、杉村は「常識的な理屈が通る方だったらここまでの混乱になっていないんじゃないかな」などとコメントした。公職選挙法違反などの場合は有罪が確定すると出馬をすることができない。
東京・お台場の中継映像を背景に気象情報を伝えた。
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気象情報を伝えた。秋田・五城目町の河川が氾濫した。
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